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「振り心地は変えず、振りやすさが出る」 米国からやってきた“シルバーネック”の正体が判明!(No.162536) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 大槻智春 -12 石坂友宏 -12 3 金谷拓実 -11 4 木下稜介 -10 5 稲森佑貴 -9 G・チャルングン -9 7 星野陸也 -8 谷原秀人 -8 9 J・デロスサントス -7 時松隆光 -7 順位の続きを見る

重永亜斗夢(上)、正岡竜二(左下)、佐藤大平がシルバーネックを投入

重永亜斗夢(上)、正岡竜二(左下)、佐藤大平がシルバーネックを投入(撮影:米山聡明)

ダンロップフェニックス 3日目◇21日◇フェニックスカントリークラブ(宮崎県)◇7027ヤード・パー71>

重永亜斗夢のドライバーのネックの色が先週と違う。黒ではなくシルバーなのだ。重永は初日のプレー後、気になる言葉を残した。「ソケットを重くしたんです」。ソケットを重くするとは、どういうことなのか。[初日の模様を写真でプレーバック【大会フォト】]()

「重永プロはドローヒッターなので、右に打ち出して左に戻してくるのが持ち球です。左に打ち出すのが一番ダメで、その次に右にそのままスッポ抜けるのを嫌います。だから球のつかまりとスピン量の両立が難しいのです」と石井氏は重永のドライバー調整を振り返る。先週まではヘッドにウェートを入れたり、シャフトをいじるなどして細かい調整を行ってきた。だんだん理想のドローに近づいてきたが、それでも時折、右プッシュが出たり、それを嫌うと今度はチーピンが出ることもあった。

では、本題の“重いソケット”とは?「いまのドライバーはヘッドの重心距離が長いので、重永プロのように手首をバチーンと返していくタイプの選手は、ヘッドが返ってきづらくなる。そこで今週は重いソケットを試してみたのです。これは米ツアーではすでに導入されているもので、ドライバーの軸回りのウェートを上げることで、ヘッドがターンしやすくなります。振り心地は変えず、振りやすさが出るのです」(石井氏)。ヘッドにある調整可能なオモリを動かすよりも、ネックを重くしたほうが、つかまる効果は高いという。

重永は今週の練習日、マーベリックのヘッドに、“重いソケット”を取り付けた新しいツアーADのプロトタイプのシャフトをいれてラウンド。好感触を得ていたが、「もともとのエースだったエピックフラッシュサブゼロで試したみたい」という本人の希望で、ヘッドを入れ替えた。「それがハマりましたね。初日の朝の練習場でもいいドローを連発していました」と石井氏はいう。重永の初日は6バーディ・ボギーなしの首位発進。“新兵器”でのフェアウェイキープが、多くのバーディチャンスを演出した。

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