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延期、アマ資格…上野菜々子が数々の“メリット”生かし2度目テストへ 「気持ち的に楽にプレーできています」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

アマ資格を残したことで、実戦経験を積みテストに臨むことができた(撮影:福田文平)

<JLPGA最終プロテスト 事前情報◇21日◇静ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇6337ヤード・パー72>

初受験となった2019年、岡山県で行われた最終テストで涙をのんだ上野菜々子が、“パワーアップ”してリベンジの舞台に挑む。「緊張してきました。自分が思ったようなところに落として、自分らしいゴルフができればスコアはまとまってくると思う」。そんな胸の高鳴りを感じながら、最後の調整を重ねた。

上野菜々子が“仲良し”安田祐香とツーショット

昨年7月に新型コロナウイルスの影響で延期が決まった自身2度目のプロテスト。思いもよらぬできごとだったが、「マイナスに思うこともなく、練習期間とか技術アップにつながる時間が伸びてプラスになりました」と己に磨きをかけてきた。その1つが肉体改造。去年の10月から食事を改善するなど、まずは3カ月で8キロほど減量。そこからトレーニングのメニューを増やし、今度は筋肉でその落としたぶんを戻したという。「スイングスピード、キレが増して、距離も10ヤード伸びました」。目に見える形の成長も実感する。

最初のテスト失敗後はプロ宣言せず、アマチュアとして過ごしてきた。そのため日本女子プロゴルフ協会のツアーにも出場でき、今年だけでも下部ツアー含めて4試合を戦った。直近の「宮里藍 サントリーレディスオープン」では、2日目に「69」をマークして予選通過(55位タイ)。また4月には「オーガスタナショナル女子アマチュア」で“聖地”の芝も踏んだ。「オーガスタでも試合ができて、サントリーも自信になりました。今は気持ち的に楽にプレーできていますね」。アマチュア資格を残したメリットは大きかった。

開催コースとなる静ヒルズCCには先週から入り、入念に調整を重ねてきた。「フェアウェイの幅が狭くて、ラフに入れるとパーオンが難しい印象です。パー5で確実にバーディを獲っていきたい」。そんな警戒心こそ抱くが、心身ともに充実した状態でスタートを迎えることができそうだ。

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