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【記者会見】3,500人の会場で町田を撃破!北海道・鈴木裕太郎「これぞホームゲーム」

8月27日、北海きたえーるにてFリーグ2023-2024ディビジョン1第11節が行われ、エスポラーダ北海道とペスカドーラ町田が対戦した。

現在リーグ最下位に沈む北海道は、暫定2位に位置づけ、単独首位の座を狙う町田をホームに迎えた。強敵との一戦を前に、アリーナには今シーズンのFリーグで最多動員数となる、3,573人もの観客が集結。会場は終始、北海道への声援に包まれた。

「エスポラーダ!」という大歓声が飛び交うなか、0-0で第1ピリオドを終えた北海道は、第2ピリオドに覚醒。22分で決まった鈴木裕太郎の先制点を皮切りに、室田祐希のハットトリックを含めゴールラッシュが炸裂し、リーグ最少失点の町田を6-1で打ち破った。

試合を終え、嵯峨裕太監督とキャプテンの鈴木裕太郎が記者会見に出席した。

どんどん勢いに乗ることができた

●嵯峨裕太監督|エスポラーダ北海道

──試合を振り返って。

本日もありがとうございました。今日は本当にいいところがたくさん出たゲームだと思います。開始直後は危ないシーンが一つありましたが、そこできちんと体を張って守れました。前半はかなり押し込まれる時間も長かったですが、そこも集中力を切らさずに自分たちのやるべきことをしっかりやって、チャンスシーンを逃さずゴールに向かうことで、なんとか戦いました。

ハーフタイムには、後半に向けてどういうところで頑張ろうかというのを全員で確認しました。うちのチームは、どうしても先に失点すると崩れやすい傾向があるなか、きちんと守ってゴールに結びつけることができ、自分たちの良さをどんどん引き出せるようないい雰囲気にもちこむことができました。

毎試合そういうゲーム展開に運べないことが課題だと思うので、今日のような試合を繰り返せるように、全員でまた気を引き締めて取り組んでいきたいです。

──今日は3,500人を超える観客が集まりました。このアリーナの雰囲気をどう感じていましたか?

こんなにたくさんの方の前でプレーすることができることはとても久しぶりでした。ここでいいゲームをできないと、フットサルやエスポラーダの価値を示せないよねと。だからと言って緊張するわけではなく、一生懸命やっている姿を見せることが大事だねと、試合前に鈴木選手とも話していました。

もちろんいつも応援しに来ている方も、少しでも関心をもって初めて来てくれた方も、声を出して僕たちを応援してくれました。町田としてもすごくやりづらかったと思います。

どんどん勢いに乗っていくというか、やることすべてがうまくいくんじゃないかと思えるくらいの感覚になりましたし、とにかく最高の雰囲気でした。

──暫定2位の町田と対戦するにあたり、具体的にどんなポイントをチームに伝えましたか?

町田に限らず守備の原則をきちんとやれば、どんな相手に対しても守れるという確信が自分のなかにはあります。もう繰り返しになるんですけど、その部分は選手にはなんとか頑張ってほしいというのを伝えました。ハーフタイムには、相手の嫌なことは何か、相手の出方への対応の部分について、経験のある選手たちにも意見を聞きながら、チーム内で共有して後半の戦いに生かしていきました。そこがよかったのかなと思います。

──今日の試合は、チームにとってすごくポジティブな内容だったかと思いますが、今後順位を上げるためにあえて課題点をあげるとしたら?

正直、たくさんあると思います。ここまであれこれ手をつけてトレーニングしてきたところもあったので、もう一度自分たちが大切にしていることは何かをはっきりさせて、突き詰めることも必要なのかなと。あとは、一つひとつの強度と質を高めること。今日できたことは、普段の練習からできてないといけないことかなと思います。

──改めて、集まってくれた観客のみなさんに伝えたいことは?

まずは、本当にありがとうございますという気持ちを伝えたいです。13時のキックオフの瞬間から、その思いをピッチで表現したいなと思い、試合に入りました。支えてくださる方がいなければ自分たちはプレーすることができないので、その感謝の気持ちをどうやって表現しようかという話をゲームの中でもしました。今日来てくれた方が、「フットサルって楽しいな」、「エスポラーダっていいな」、「チームっていいな」。そういう感情をもってもらえてたらうれしいです。

フットサルの魅力が詰まったゲームを見せられた

●鈴木裕太郎|エスポラーダ北海道

──試合を振り返って。

これぐらいできるっていうメンバーが揃っていることは、シーズンの前から感じていました。ただ、結果につながらず悲しい気持ちがずっと続いていたので、こうやって勝つことができて良かったです。

チームスタッフや広報スタッフが一生懸命告知をしてくれて、これだけ入場者数が増えたアリーナで勝つことができました。こうやってたくさんの方にまた見に来てもらえるようなゲームができるように、練習からまたしっかりやっていきたいです。

──今日は3,500人を超える観客が集まりました。このアリーナの雰囲気をどう感じていましたか?

これぞホームゲームだと感じました。この歓声を感じられることが、今でもこの競技を続けている理由の一つでもあるし、すごくうれしかったです。これを続けていくためにも、結果を出さないといけないと強く思いました。

──鈴木選手自身は、昨シーズンはセカンドチームでプレーし、今シーズンこのFリーグに戻ってきました。そして今日3,500人の前で、しかも町田の守護神であるジオヴァンニから大事なゴールを決めて、試合の流れを引き寄せました。改めて、自身のゴールについて。

今シーズンなかなか得点が取れないチーム状況もあるなか、あのシーンは迷わずシンプルに思い切ってダイレクトで打とうと。変に大事にしすぎていたらシュートまでつながらな勝ったんじゃないかなと思うので、自分でもいい判断ができたなと思います。

──改めて、集まってくれた観客のみなさんに伝えたいことは?

内容としても、いろんな得点シーンを見せることができましたし、フットサルの魅力が詰まったゲームを見せられたんじゃないかなと思います。チームとしていい部分を続けながらも、勝つことも大事だと改めて思ったので、選手一人一人がしっかりと意識して練習から取り組んでいきたいです。今後もファン・サポーターとの交流を大事にしながら、また来たいと思ってもらえるように頑張ります。

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