田中希実（写真：AP/アフロ）
8月19日（日本時間）、ブダペストで世界陸上が開幕し、田中希実が女子1500メートル予選に挑んだ。
田中は予選1組に出場し4分4秒36のタイムで6位となり、見事予選を突破し準決勝進出を果たした。
東京オリンピックではこの1500メートルの種目で8位入賞を果たしている田中は決勝進出を狙える実力を持っている。
日本国内ではすでに敵なしであり、4分6秒75のシーズンベストを7月に記録するなど最高のコンディションでこの世界陸上を迎えた。
田中希実は4分4秒36のシーズンベスト、後藤夢は4分10秒22で予選敗退
女子1500メートルも悪天候で開始時間が約1時間遅れてスタートしたが、田中は素晴らしい走りでシーズンベストの記録を大きく更新した。
序盤から積極性を見せ内側から先頭に立ちレースを作った。
その後欧州勢に追い越されるも、残り1周で再度先頭に立った。
そのまま上位に食い込むかと思われたが、S・ハッサンのラストスパートについていくことができず6位でフィニッシュとなった。
順位こそ上位とはならなかったが、無事に準決勝進出を果たした。
しかし、シーズンベストを2秒以上更新する見事な走りであり、準決勝も期待ができるだろう。
もう1人の日本人選手である後藤夢は、4分10秒22で残念ながら予選敗退となった。
田中は1500メートルの他にも5000メートルにもエントリーしているが、予選は8月23日となっているため、まずは1500メートルに集中することになる。
女子1500メートル種目は、8月20日24時5分に準決勝、8月22日28時31分に決勝を予定している。
男子3000メートル障害予選でも三浦龍司が8分18秒73、青木涼真が8分20秒54のタイムで決勝進出しており、日本としては好発進となっている。
田中希実は明日行われる準決勝を突破し決勝に進むことができるのか、その走りに注目しよう。
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