三笘薫,サッカー

三笘薫がFAカップでゴールし日本代表合流へ、新生日本代表のエース誕生へ

写真:三苫薫(提供:なかしまだいすけ/アフロ)
3月19日、FAカップ準々決勝「ブライトン対グリムズビー・タウン」の一戦が行われ、5-0でブライトンが勝利した。

この勝利によってブライトンは準決勝進出を決めた。

日本代表FW三笘薫は、この試合に左WGのポジションでスタメン出場し、チームの5得点目を挙げている。

三笘は圧倒的な存在感でブライトンの攻撃の中心に

準々決勝の相手となったグリムズビー・タウンは、イングランド4部相当に位置するクラブとなる。

今大会の大躍進で一躍注目を浴びたが、ブライトンが相手ではさすがに厳しかったようだ。

カイセド、マクアリスター、ソリー・マーチ、三笘薫、ファーガソン、ウンダブという圧倒的な個の力と抜群の連携力を持つブライトンは、試合を完全に支配しながら何度もゴールに襲い掛かっていく。

この試合のボール支配率はなんと74%、シュート数は19にも及んだ。

6分にウンダブが先制弾を挙げた後はグリムズビー・タウンも粘りを見せたが、後半に入ると次々に違いを見せつけられていく。

51分と70分にファーガソンに得点を許すと、82分にはソリー・マーチが4点目を挙げる。

そして後半アディショナルタイムに三笘薫が右足で5点目を挙げて試合を締めた。

相手DFに当たってコースが変わった若干ラッキーなゴールだったが、たまにはそういった日があっても良いだろう。

三笘は前半から何度もグリムズビー・タウンゴールに襲い掛かり、DF陣を恐怖に陥れた。

正直なところ、チームとしても三笘としてもあと1~2点は取れる試合だったため、100点ではなかったのは確かだ。

ブライトンはあと2勝でクラブ初となる国内タイトル獲得となる。

歴史的な偉業を達成するためにも、三笘には活躍してもらいたいものだ。

満を持して新生日本代表合流へ

三笘薫は、このグリムズビー・タウン戦後に新生日本代表の国際親善試合(3月24日ウルグアイ戦、同月28日コロンビア戦)に出場するために帰国する。

直前の試合でゴールを決めたことにより、良いイメージで合流できるはずだ。

カタールW杯ではスーパーサブという役割を担い、活躍はしたもののノーゴールに終わり、PKを外すなど悔しい思いをした。

しかし、その後は悔しさをバネにプレミアリーグで大活躍し、一気に世界的な選手へと変貌した。

この親善試合では、日本代表のエースとしてスタメンでプレーすることが予想される。

2026年北中米W杯に向けて良いスタートを切るためにも、圧倒的なプレーで得点やアシストなど「数字」を残したいところだ。

新たな日本代表のエースの活躍を期待しよう。

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