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2季ぶり4度目Vの木下マイスター東京 戸上隼輔「強い気持ちを持って臨んだ」ファイナルを戦った選手、監督の思い

木下マイスター東京・倉嶋洋介監督 コメント

試合を振り返って

写真:倉嶋洋介監督/撮影:ラリーズ編集部
写真:倉嶋洋介監督/撮影:ラリーズ編集部

オーダー開示した相手が勝つという今回のプレーオフの中で「向かってくる相手に対して気持ちで負けない」というのが今日の試合のテーマでした。

実は琉球アスティーダの方が上がってくる可能性が高いかなと思って、対策練習をしていました。岡山リベッツに対しては当日の朝に対策を立ててミーティングを行いました。

うちはスター軍団と言われていますが、23日のメンバーを見ても分かるように若い選手が多いです。その中で岡山リベッツは経験豊富なベテランの選手が多く、ファイナルもレギュラーシーズンも苦しい試合になりました。それでも今季はリンユンジュが一年の半分くらいうちで練習してくれていたので、練習でも試合でも大きな存在だったと思います。

戸上、篠塚、松島も代表選考争いで大変だったと思いますが「ここ出れるか」と聞くと気持ちよく出てくれたことも良かった。プレーオフは一発勝負ですが、レギュラーシーズン6連覇できたことが木下マイスター東京のチーム力だと思っています。

篠塚/戸上ペアを起用した理由

写真:篠塚大登/戸上隼輔(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部
写真:篠塚大登/戸上隼輔(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部

パリ五輪のことを考えて、この舞台も経験してほしいと思って決めました。コンビネーション、連携力がもっと必要ですが、期待ができるペアで、伸びしろしかないと思っています。

シングルス3選手を振り返って

写真:リンユンジュ/撮影:ラリーズ編集部
写真:リンユンジュ(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部

リンユンジュはシンガポールスマッシュでベスト4に入って疲れもあったと思いますが、上手く調整力を発揮してくれました。ベストパフォーマンスではありませんでしたが、やるべきことをしっかりやって、勝ち切ってくれました。

戸上は帰国したときは状態があまり良くなかったので、この5日間で精力的にフルに練習をこなしてファイナルに合わせてきました。ファイナル当日の朝は見違えるような良い状態になっていたので「これなら大丈夫だ」と思い、試合に送り出しました。

写真:松島輝空(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部
写真:松島輝空(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部

松島は、良いところである物怖じしない“大物感”と、しっかり考えながらプレーするということがしっかりできていました。昨日あれだけの活躍をした調子の良いヤンアン選手に対して、松島は最高のプレーをしてくれたので、成長したなと思いました。

松島はサービスとバックハンドの良さを活かしながら、フォアハンドを含めプレーの幅を広げています。身体も大きくなり、まだまだ伸びしろがあるので今後も成長させていきたいと思います。

ノジマTリーグ2023-2024シーズン 男子プレーオフファイナル

〇木下マイスター東京 3-1 岡山リベッツ

篠塚大登/戸上隼輔 1-2 丹羽孝希/ヤンアン〇
11-9/9-11/9-11

〇リンユンジュ 3-1 ハオシュアイ
11-13/11-3/11-1/11-9

〇松島輝空 3-1 ヤンアン
11-7/12-10/3-11/11-6

〇戸上隼輔 3-0 吉山僚一
11-2/11-8/11-3

文:ラリーズ編集部

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