バドミントン

バドミントンのシングルスで優位に試合を進めるコツ4選

競技としてのバドミントンでは、「いかに自分のペースに持ち込むか?」がとても重要になります。

テニスやバレーボールと比べてラリーの回数が多く、得点を奪うまでに様々な揺さぶりが必要となるわけですが、一度攻勢を掛けられてしまうとなかなか攻撃に転ずることができないケースが多くなります。

特にシングルスでは、一度ペースを握られるとなかなか取り戻すことができなくなってしまうものです。

「いつも相手のペースになり、結局負けてしまう」

そんな悩みを持っている人も多いのではないでしょうか?

この記事では、そんな「バドミントンのシングルスで優位に試合を進めるコツ」について解説していきたいと思います。

シングルスで優位に試合を進めるコツ

バドミントン

シングルスで優位に試合を進めるためには、まずフットワークやショットの精度を上げるといった努力が必要です。

試合に勝つためには、そうした基礎的な能力を伸ばしつつも、ちょっとしたコツで自分の能力を最大限に活かすプレーが必要となります。

それでは、いくつか挙げてみましょう。

相手のプレーを分析し苦手なプレーをさせる

試合開始すぐに相手の弱点を見抜くことは難しい(何度も対戦経験があれば別)ですが、試合開始からしばらく経てば、相手の得意なプレーヤ苦手なプレーが見えてくるはずです。

なかなか勝てない人は、基礎的なスキルが足りていないといった要因の他に、自分のことばかり考えてしまい相手のプレーを分析できていないケースが多いように思えます。

まずは分析すること。

それがシングルスで勝つためのコツの1つです。

・バックハンドが得意or不得意

・前後左右のフットワークの上手い方向と苦手そうな方向の見極め

・得意なショットと苦手なショット

・勝気なプレーと無難なプレーのどちらを選ぶ傾向にあるのか

そういった分析を基に、序盤戦意向を戦うことができれば、優位に進められる時間帯を増やすことが可能となるはずです。

体の正面へのショットを織り交ぜる

前後左右のオープンスペースに振り分けるのがバドミントンの基本の攻め方ではありますが、時折相手の正面へのショットも織り交ぜるのも試合を有利に進めるコツだと言えます。

体の正面に来たシャトルは、「フォアで打つかバックで打つか」を瞬時に判断しなくてはならず、一瞬だけ動きが鈍ることが多くなります。

相手がミスをしてくれる可能性も高まりますし、ミスはしなくてもコンマ何秒かプレーを遅らせることができるはずです。

「前後左右ではない」と頭に刷り込まれれば、前後左右のステップにも少なからず影響があることでしょう。

大きな効果ではありませんが、体の正面へのショットを織り交ぜることで試合を少しずつ有利に進めていけるようになるはずです。

同じ場所をあえて狙っていく

前後左右、そして体の正面と打ち分けることで試合を有利に進めていくわけですが、時にはまったく違う方法で相手を錯乱させる方法もおすすめです。

あえて同じ場所を何度も狙い、「次もそこに打つ」と思わせるのです。

そうすることで、突然真逆に打った時の反応を大幅に遅らせることが可能となります。

得点を取れる確率も高まりますし、得点にならなくても相手は反応が遅れた状態で返してくるので、その後のラリーを優勢に進めていけるでしょう。

ただ前後左右に打ち分けるよりも、「毎回同じ場所に打ち込む」といての頭に刷り込ませた方が、より駆け引きでは有利にしていけるはずです。

スピードの緩急を意識する

相手が自分と同格か強い相手の場合は、どうしても余裕がなくなってしまいがちですが、普段から「緩急」を意識して練習をしておくことで、試合でも自然と使えるようになるはずです。

攻勢に出れた時は、思わず速いスマッシュを連続してしまいたくなりますが、そこであえて遅いスマッシュを織り交ぜることで、大きく相手の体勢を崩すことができます。

速いスマッシュとドロップといった緩急は普段から意識している人は多いですが、「同じ種類の打ち方で緩急を付ける」のは、なかなか実践できている人は少ない気がします。

それゆえに、同じ打ち方での緩急をモノにできれば、一気にシングルスの勝率を上げられるかもしれません。


(次のページ「まとめ」へ続く)

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