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人口わずか260万人の「東欧の小国」 モルドバの若武者が中国選手撃破で8強入り<卓球・WTTフィーダーオロモウツ>

<卓球・WTTフィーダーオロモウツ 日程:8月22日〜26日 場所:オロモウツ(チェコ)>

8月25日、WTTフィーダーオロモウツは大会4日目を迎えた。

男子シングルス3回戦では、世界ランキング186位で22歳のヴラディスラフ・ウルス(モルドバ共和国)が、SUN Zheng(中国)を下して準々決勝進出を決めた。

ウルスの母国であるモルドバ共和国は、国土面積は日本の九州地方と同程度の3万3,843㎢。人口はおよそ260万人で、「東欧の小国」とも呼ばれるほど小さな国だ。世界ランキングを所持している男子選手はウルスを含めて2人で、男子世界チームランキングでも139か国中114位(日本は3位)と、お世辞にも卓球が盛んな国とは言えない。

そんなモルドバでプレーするウルスは、昨年のWTTフィーダーパナギュリシテでベスト16進出を果たすと、同年のU21ヨーロッパ選手権で準優勝を飾り、徐々に頭角を現し始めてきた。

そして、今大会では1、2回戦を快勝し、3回戦でSUN Zheng(中国)と激突。SUN Zhengは、2回戦で世界ランキング30位の高承睿(ガオチェンルイ・チャイニーズタイペイ)を下して勢いに乗っていたが、ウルスがフルゲームの激戦を制し、準々決勝に駒を進めた。

なお、日本勢は野村萌(デンソー)が女子シングルス2回戦、小塩遥菜(JOCエリートアカデミー/星槎)が女子シングルス3回戦で敗れ、最終日を前に日本勢は全滅となった。

25日日本勢試合結果

女子シングルス2回戦

野村萌(デンソー)1-3 何卓佳(フーズオジャー・中国)〇

〇小塩遥菜(JOCエリートアカデミー/星槎)3-0 CHIEN Tung-Chuan(チャイニーズタイペイ)

女子シングルス3回戦

小塩遥菜(JOCエリートアカデミー/星槎)1-3 陳熠(チェンイー・中国)〇

文:ラリーズ編集部

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