
写真:久保建英(Jose Breton/Pics Action/NurPhoto via Getty Images)
ラ・リーガの上位争いが激化している。
昨季王者のレアル・マドリードが順調に勝ち点を伸ばし首位を独走しているが、2位~4位のCL出場権内争いはかなり激しくなってきている。
10月18日に行われた第10節の3試合では、上位チームがこぞって引き分ける事態となり、日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダが今節のマジョルカ戦に勝利すれば、目標である4位以内に浮上することになる。
アトレティコ・マドリードが後半ロスタイムにまさかの失点で引き分け
8位のバレンシアはセビージャと対戦し、前半6分に幸先よく先制点を取るも後半41分に追いつかれ痛い引き分けとなった。
6位のアスレティック・ビルバオは、下位のヘタフェと対戦したものの、2-1で迎えた後半31分にムニル・ハダディにゴールを奪われこちらも引き分け。
そして3位のアトレティコ・マドリードは、ラージョと対戦し前半20分にアルバロ・モラタのゴールで先制するも、試合終了間際の後半47分にラダメル・ファルカオのPKでまさかの失点。
下位相手に引き分けとなり勝ち点3を逃した。
トップ8に入る上位3チームがまさかの引き分け、しかも3チームともしっかりと先制点を取っているにもかかわらず追いつかれる試合展開となった。
レアル・ソシエダは今節勝利すればCL出場権内に浮上
上位チームがこぞって引き分け勝ち点を伸ばせなかったことで、日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダは4位以内に浮上するチャンスを得た形となる。
10月19日に行われる対マジョルカ戦に勝利すれば、勝ち点を22に伸ばすことができ、アトレティコ・マドリードを上回る。
さらに、今節勝利すれば公式戦8連勝となり、チームはさらに勢いが増すはずだ。
久保は古巣相手に活躍することができるか
今節の対戦相手は、久保が昨季所属していたマジョルカだ。
レアル・ソシエダとしては完全に格下との対戦となるが、超過密日程をこなしているソシエダに対してマジョルカは余裕のある日程となっているため、アトレティコ・マドリードのように波乱の展開にとなる可能性も十分にありえる。
前節ふがいないプレーをした久保にとっては、ターニングポイントとなる試合となるだろう。
この古巣との試合でゴールやアシストなどの数字を出し勝利に貢献すれば、チームに大きく貢献することとなり、今後も中心選手としてプレーしていけるはずだ。
しかし、もしも前節に引き続きふがいないプレーをしてチームが引き分けや負けといった結果となるようならば、エースのオヤルサバル復帰のタイミングでサブメンバーへと降格することになるだろう。
連戦の疲れはもちろんあるだろうが、この試合は何としてでも「結果」を残したいところだ。
注目のマジョルカ戦は日本時間10月19日の3時キックオフ予定だ。
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