最高の一瞬『アメリカへの挑戦_石川遼(ゴルフ)』

高校1年生の時に日本のツアーで史上最年少優勝し、翌年にプロ転向。以降日本ツ アーの様々な史上最年少記録を更新しながら、ここまでの日本のゴルフ界を引っ張ってきているのが石川遼選手です。

彼は2013年からアメリカのツアーに参戦していましたが、2017年は成績が出ずに苦しい戦いを強いられました。写真はその頃のものなのですが、何か当時の迷いが表情に出ている感じがします。

サービス精神旺盛な選手ですから、この頃も声をかければ明るく対応はしてくれました。だけど必死にやっているのに結果が出ない。予選落ちの試合が増え、練習時間も長くなり…という悪循環が起こっている感じに見えました。

結局、翌2018年からは日本ツアーに戻るのですが、昨年2019年は日本プロゴルフ選手権で優勝するなど3勝を挙げ、調子を取り戻しています。

アメリカツアーは飛距離を出す選手が有利と言われていますが、飛距離が必要でない試合もあって、勝つチャンスはあると思います。

写真の奥にはアメリカの旗を入れています。もう一度アメリカで戦ってほしい。そんな思いを込めてこの写真を選んでみました。

▼岩本芳弘(いわもと・よしひろ)

1974年、静岡県三島市生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒。在学中よりゴルフ雑誌 ALBAで仕事を始める。2002年からフリーランスとして海外での撮影を始める。現在も アメリカPGAツアーや海外のメジャートーナメントを中心に、国内外のゴルフトーナメ ントを撮影中

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