菅原由勢(写真:なかしまだいすけ/アフロ)

「サッカー日本代表」右SB菅原由勢が代表にもたらす3つの効果

菅原由勢(写真:なかしまだいすけ/アフロ)
10月13日(19時35分キックオフ予定)、MIZUHO BLUE DREAM MATCH2023「日本代表対カナダ代表」の一戦が行われる。

三笘薫や鎌田大地、堂安律といった代表常連組が不在であるこの試合では、久保建英や伊東純也、さらには代表復帰した南野拓実がどれほど攻撃でインパクトを残すことができるのか注目だ。

そして右SBの菅原由勢にも大きな注目が集まる。

日本の右サイドを攻略してくるカナダのSBがバイエルンに所属している超攻撃的なアルフォンソ・デイビスだからだ。

リヴァプールが今冬に獲得する動きも見せているほど存在感を増している菅原がデイビスのいるカナダの左サイドを制圧することができれば、プレミアへの移籍がさらに近づくはずだ。

右SB菅原由勢が代表にもたらす3つの効果

2023年以降一気に日本代表の右SBのレギュラーとしてプレーするようになった菅原は、代表の主力選手へと成長を遂げている。

主に菅原がもたらしているポジティブな効果は以下の3つだ。

①確かな守備と攻撃への参加などSBとしての能力

まずは単純にSBとしての能力値が非常に高いことが挙げられるだろう。

ドリブルからのクロスが特徴ではあるが、守備力も非常に高い。

名古屋グランパス時代は3バックの一角でプレーしていたこともあり、対人能力も非常に高く、相手WGに的確なプレッシャーをかけることができる。

運動量も豊富であり、フル出場できるのも魅力の1つだ。

②陽気なキャラクター

日本代表では長らく長友佑都がチームの雰囲気を率先して良くしていく役割をこなしていたが、現在ではその役割を菅原が担っていると言っても過言ではない。

年齢的には23歳と若手ではあるが、その陽気なキャラクターでチーム全体の雰囲気を明るくしている。

特に同じく陽気なキャラである久保建英や板倉滉らと仲がよく、4連勝中の日本代表において欠かせない存在となっている。

③所属チームのネームバリュー

3つ目は「今後」菅原がチームにもたらす効果だ。

代表戦においてビッグクラブに所属している選手が何人いるかというのは大きなポイントとなる。

これまで日本代表はブラジルやドイツ、スペイン、アルゼンチンなどの世界の強豪国からは遥か格下だと思われていた。

しかし、現在では欧州でプレーする選手が増え、さらにはアーセナルやリヴァプール、ブライトン、レアル・ソシエダなど所属クラブも豪華になってきていることから、一昔前のように遥か格下といった認識は持たれないようになってきている。

菅原が今冬に噂されるリヴァプール(もしくはその他のビッグクラブ)に移籍すれば、より日本代表選手の所属クラブは豪華になり、名前負けしない国として強豪国とも対等に戦えるはずだ。

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