写真：キリアン・エムバペ、Kylian Mbappe（提供：AP/アフロ）
6月3日、リーグ・アン第38節「パリ・サンジェルマン対クレルモン・フット」の一戦が行われ、2-3でクレルモン・フットが勝利した。
この試合、パリ・サンジェルマンは敗れはしたものの、エムバペがPKを決めて得点王に輝いた。
エムバペはこれで5年連続の得点王獲得となった。
エムバペはW杯を含めた公式戦全試合で51得点11アシストを記録
2022-2023シーズンのエムバペは、その活躍によってまた一歩世界ナンバーワン選手に近づいたと言えるだろう。
カタールW杯ではメッシ率いるアルゼンチンに敗れ準優勝に終わるも、8得点を挙げて得点王を獲得。
リーグ・アンでも、パリ・サンジェルマンを優勝に導き、自身も29得点を奪い得点王となった。
年間得点は驚異の51得点となり、アシストも11記録している。
マンチェスター・シティのハーランドやデブライネらと共に、欧州サッカーのトップ選手であることは間違いないだろう。
世界ナンバーワン選手になるためには、移籍が必須
エムバペは、その圧倒的なスピードとシュートの正確性など、攻撃に関する能力は間違いなく世界で3本の指に入る。
若くしてこれまで残した実績も、メッシやクリスティアーノ・ロナウドの20代前半と同等かそれを上回る。
しかし、本来であれば全盛期のメッシらと同じような人気を得ていてもおかしくはないのだが、実際にはまだそこまでのレベルには達していない。
世界4大リーグといえば、プレミアリーグ、ブンデスリーガ、ラ・リーガ、セリエAの4つのリーグとなるが、エムバペが所属するパリ・サンジェルマンはこの4大リーグ外のリーグ・アンとなる。
「5大リーグ」と表記される際には、上記の4つにリーグ・アンも加えられるが、実力的には1ランク落ちるのは間違いない。
そのことが、エムバペの評価が思ったよりも高まらない大きな要因となっていると考えられる。
もしも名実ともに世界ナンバーワン選手を目指すならば、やはり4大リーグのトップクラブに移籍をするべきだと言えるだろう。
パリ・サンジェルマンでプレーし続けるのであれば、やはり「CL優勝」が必須となるだろう。
契約は2024年までで、1年間の契約延長オプションが付いているが、果たしてエムバペは来夏に移籍を決断するのか、それともパリ・サンジェルマンに残り続けるのか、その去就にも注目だ。
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