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「24時間365日、ポケモンのことを考えている会社」は、なぜJFAと契約したのか。【JFAパートナー企画#6】

エースバーンを子どもたちの憧れにしたい

ー協業開始から、約1年4カ月が経過しました。代表的な活動としては、どのようなものがありますか?

髙井:主な活動としては、『キッズ巡回指導』と『キッズフェスティバル』があります。

『キッズ巡回指導』は、47都道府県のサッカー協会と協力して実施している地域密着型の活動プログラムです。キッズリーダーと呼ばれる資格を持ったコーチを地元の幼稚園や保育園へ派遣して、サッカー教室を行なっています。サッカーをやったことのない子どもたちも多くいるので、簡単なボール遊びからはじめて、「サッカーが楽しい」と思えるきっかけ作りを目的とした活動です。


巡回指導の様子

髙井:「キッズフェスティバル」は子どもが誰しも参加できるサッカーフェスティバルで、勝敗を重視せず「試合を楽しむ」ことを目的とした事業です。サッカーにすでに興味を持っている子どもたちも多く参加してくれていて、大きい会場だと数百名規模で実施しています。


キッズフェスティバルに参加するエースバーン

髙井:これらの活動は、サッカーの裾野を広げるだけではなく、外で体を動かす楽しさを感じてもらうことが重要な目的となっています。体力や運動能力に加えて、お友達とのコミュニケーションを通じた社会性の向上といった、子どもの健全な成長に繋がるものだと考えています。

ーこうした活動の中で、エースバーンはどのような役割を果たしていますか?

山際:これらの活動でのエースバーンの役割は、サッカーの楽しさに気づいてもらったり、サッカーを続ける動機づけをすることです。そのためにも、エースバーンは子どもたちの憧れの存在でなければなりません。フェスティバルのキックオフセレモニーを任せていただいたり、巡回指導ではキッズリーダーと協力しながらカッコイイ姿を見せられるようにするなどしています。

髙井:今後は、子どもたちがエースバーンと一緒に体を動かせるプログラムも作っていきたいですね。今はコロナ禍で制限もあり、エースバーンと子どもたちが直接的なコミュニケーションはできていませんが、今後実施できたら良いなと思っています。

ー今後の目標は、どのあたりに置いておられますか?

髙井:エースバーンとの出会いをきっかけにサッカーを始めた、という選手が出てくれると嬉しいですね。

子どものころ、アニメやゲームに影響を受けた経験は誰しもあると思います。巡回指導にエースバーンが参加した際、キッズリーダーの方から「エースバーンが来てくれたおかげで、子どもたちがいつもよりも前向きにサッカーに取り組んでいた」というお声もいただいています。

また、「ようこそエースバーン」とバナーが掲げてあったり、ポケモンのぬいぐるみをたくさん置いてお出迎えしてくれたり。どこの幼稚園、保育園でもエースバーンがくることをとても楽しみにしてくださっているのをみると、この活動が受け入れられていると感じることができてとても嬉しく思います。

ーポケモンさんとしては、いかがでしょうか?

山際:今後は、もっと訪問する地域を広げていきたいですね。現在は都市部が活動の中心になってしまっており、全国同じように機会を提供できていません。JFAさんや各都道府県のサッカー協会さんの力をお借りしながら、エースバーンが全国各地を訪問できたら良いなと思っています。

髙井:小学校に進学する段階で、サッカーやボール遊びから離れてしまう子どもたちが多くいるという声を全国の現場で耳にします。そのため、「子どもから大人まで」幅広く愛されているポケモンの力を借りながら、サッカーの普及活動を進めることができればいいなと感じています。

一方で、ポケモンは知っているけど、エースバーンというキャラクターを知らないという大人の方は多くいらっしゃいます。普及活動は都道府県サッカー協会が主体となって活動していることが多いので、「エースバーンを派遣できますがどうですか?」と募集をかけても、エースバーンを知らないがゆえに手が挙がらないこともあると感じています。

活動の回数を重ねて、情報を発信し続けることで、ゆくゆくは全国から手が挙がるようにしたいと考えています。

山際:47都道府県のサッカー協会さんに、地元のネットワークを通じて幼稚園などにお声掛けしていただけることはとてもありがたいです。そのおかげで、私たちがこれまで十分にアプローチできていなかった地域にエースバーンが行き、子どもたちと触れ合う機会を作り出すことができます。

弊社の社是は、『ポケモンという存在を通して、現実世界と仮想世界の両方を豊かにすること』。そのために今何をすべきなのかを常に考えながら、JFAさんとの取り組みも続けていきたいですね。

JFA Youth &Development Programme について詳細はこちら!↓

JYDへの日本サッカー協会の思いもAZrenaで取材させていただきました!こちらもぜひご覧下さい!

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