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NBAでプレーする日本人選手!NBAの壁がこれほどまでに高い理由

2004年に田臥勇太選手が日本人初のNBA選手となってから、20年近くも時が流れました。

バスケットボールというスポーツにおいて決して強豪国とは言えない日本からNBA選手を輩出するのは本当に難しいことで、実際に多くの日本人が夢見ながらもNBAでのプレーを諦めています。

そんな中、日本人選手として狭き門を突破しNBA選手として堂々とプレーする選手も現れました。

「八村塁選手」です。

しかし、実は彼以外にもNBAでプレーしていた(今後プレーする可能性がある)選手が存在します。

この記事では、そんな「NBAでプレーする日本人選手」と「NBAの壁がこれほどまでに高い理由」について解説していきたいと思います。

NBAでプレーする日本人選手

バスケットボールにおいて世界最高峰の舞台となるNBAは、プロバスケットボール選手にとっては憧れの舞台です。

日本人としてその舞台に立つことは、本当に難しいことなのです。

それでは、実際にNBAでプレーする選手を挙げていきましょう。

八村塁選手

まずは何と言っても「八村塁選手」でしょう。

2019年のドラフトで一巡目9位でワシントン・ウィザーズに指名され、すでに3年間所属しています。

日本人初のNBA選手である田臥勇太選手が1ヶ月半程度で解雇されてしまったことを考えれば、単純に3年間NBA選手でいるということだけでも偉業と言えます。

しかし、2021-2022シーズンこそ調整の遅れが響き出場試合数は少なかったものの、これまでスターターとして出場する機会も多くあり、出場した試合では平均10得点以上をマークしているのです。

完全なスターターとしてプレーすることができれば、平均20得点以上も夢ではないと考えられます。

まだまだリバウンドやアシスト、ブロックといった部分の数字はあまり高くありませんが、24歳(2022年7月時点)という年齢を考えれば、さらに成長し数字を伸ばしていく可能性が期待できます。

日本バスケット界にとっては、まさにアイコンとなる選手だと言えるでしょう。

渡辺雄太選手

1994年生まれの27歳である渡辺雄太選手も、NBA選手として活躍している1人です。

2022年7月現在では、ラプターズの下部チームの「ラプターズ・905」に所属しています。

206㎝という恵まれた体格とスキル、バスケIQの高さを武器に、実際に何度もNBAの舞台でプレーしています。

4年前からNBAでプレーしていて、八村塁選手とはポジションも同じ(PFもしくはSF)ということで、良きライバルであり良き理解者ともいえる存在となっています。

日本バスケットにとっては八村塁選手に次ぐ「期待の星」と言えるでしょう。

これまではなかなか1年間を通して契約をしてくれるような状況ではありませんが、あともう一伸び成長することができれば安定してNBAの試合に出場できるレベルになるはずです。

2021‐2022シーズンでは、サクラメント・キングス戦で「12得点11リバウンド」という「ダブルダブル(得点やリバウンド、アシストなどの中の2項目で2桁を記録すること)」を達成しています。

実力的には通用している部分も多いので、期待している日本人ファンを多いのではないでしょうか?

今年5月には元フジテレビの久慈アナウンサーとの結婚を発表し、活躍できる環境も整ったと言えるでしょう。

今後NBA選手になる可能性がある日本人選手

日本バスケットボール界では、前述した八村塁選手と渡辺雄太選手が圧倒的な存在となっていますが、彼らと同じようにNBAでプレーするチャンスを狙っている選手も何人か存在しています。

馬場雄大選手

26歳の馬場雄大選手は、本気でNBAでのプレーを目指している選手の1人です。

Bリーグのアルバルク東京で優勝を経験した後、NBAのサマーリーグに挑戦したり、NBAのゲータレードリーグ(NBA2軍)のチームであるテキサス・レジェンズと契約したりなど、NBAが届きそうな位置まで辿り着いています。

2020年にはオーストラリアのメルボルン・ユナイテッドと契約し、同シーズンで見事優勝を果たしています。(チームのディフェンシブプレーヤーオブ・ザ・イヤー)にも選ばれています。

2021年10月には再びテキサス・レジェンズとの契約が決まり、2022年7月現在はウォリアーズの一員としてNBAのサマーリーグに挑戦しています。

田臥勇太選手や渡辺雄太選手も実際にこのサマーリーグからNBA選手となったので、ここで活躍すれば念願のNBA選手になれる可能性があるのです。

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