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悔しい悔しい失速 渋野日向子は4ホールで『+8』の乱調「早く寝て…頑張ります」

渋野日向子は失意の「79」。表情は冴えなかった(撮影:ALBA)

<メイバンク選手権 3日目◇28日◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6596ヤード・パー72>

苦しい、苦しい一日。渋野日向子は3バーディ・2ボギー・4ダブルボギーの「79」と乱れ、今季ワーストタイのスコアで3日目を終えた。前日はダボがありながらも「69」だっただけに、この日の失速には首をかしげた。

3番のパー5でボギーが先行すると、前日ダボの7番でまたも2つスコアを落とした。続く8番では3パットボギー。「ボロボロだった」と切り捨てた。

折り返し直後の10番ではピン奥の傾斜を使ってピンに寄せバーディ。「タテ距離は合っていなかった」と満足のいく内容ではなかった。続く11番パー3ではティショットがグリーン手前の池に落ち、またもダブルボギー。12番で取り返したが、16、17番でまさかの連続ダブルボギーを喫した。最終18番をバーディとしたが、トータル3オーバー・69位タイに急降下。自己採点は最低だ。

3ホール連続でパーオンを逃すスタートに暗雲が立ちこめたが、そこから一時はショットも安定。ところが、一つのミスをきっかけに崩れる悪いパターンでズルズルと後退した。前日作った貯金を前半だけで使い果たすと、後半も立て直しは叶わなかった。

「早く寝て…頑張ります」と言葉少なにため息をつく。だが、大勢のマレーシアのファンにサインをするときには笑顔も見せた。残り1日。急落した順位を少しでも上げる18ホールにしてみせる。(文・高桑均)

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