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ティショットに苦しみ「73」 中島啓太は“テンポ”と“ルーティン”の修正で巻き返しへ

中島啓太は「73」と出遅れ。2日目以降の修正ポイントは?(撮影:岩本芳弘)

<ZOZOチャンピオンシップ 初日◇19日◇習志野カントリークラブ(千葉県)◇7079ヤード・パー70>

米国男子ツアー唯一の日本大会「ZOZOチャンピオンシップ」は、第1ラウンドが終了した。国内賞金ランキング2位の権利で出場している中島啓太は、3バーディ・4ボギー・1ダブルボギーの「73」と振るわず。3オーバー・67位タイと出遅れた。

「途中で流れを悪くしてしまって、取り返すことができなかった。あすは流れを悪くしないようにプレーしたいですし、イーブンパーに戻せるように頑張りたい」

スコアを伸ばせなかった原因はティショットにあった。朝一、アウトコース1番パー4のティショットを左の林に入れてしまい、セカンドは出すだけ。3オン2パットのボギーと出鼻をくじかれた。「ティショットがなかなか安定しなかったので、ラフからのショットや林から打ったりすることが多かった。練習場では良かったんですけど、それが試合でできなかった。ちょっと悔しいです」とやり切れない思いをあらわにした。

それでも、2番パー4で2打目(160ヤード・9番アイアン)をラフから5メートルにつけて、1パットのバーディ。8番パー4では2打目(90ヤード・ウェッジ60度)を1メートルにつけて1アンダーに伸ばすなど、序盤はチャンスをモノにしていた。だが、9番ではラフからのセカンドショットをグリーン手前のガードバンカーに入れ、さらに8メートルからまさかの3パット。ここで流れが完全に止まってしまった。

それでもまだ初日。巻き返しに向けて、すでにショット不調の原因は分析済みだ。「テンポが少し早くなっていたりとか、ルーティンも少し早いのかな。もっと自分の間合いをつくって、明日はやってみようと思います」と落ち込む姿は全く見せず、前向きな姿勢で話していた。「まずはティショットを打てる場所に運んでいき、そこから勝負できれば」と攻勢に転じる構えだ。

いつも試合では黒や紺、白などのパンツカラーが多い中島。きょうは珍しく秋を感じさせる深緑色だったが、「一応、JGAの色として…(笑)」とこれは日本ゴルフ協会のイメージカラー。“日本代表”のひとりとして、2日目以降も米ツアーの強豪たちに戦いを挑んでいく。(文・高木彩音)

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