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「まとまり切っていない」 3連覇狙う古江彩佳はショットに不安も意地のイーブンパー

古江彩佳は3連覇に黄信号のイーブンパースタート(撮影:上山敬太)

<富士通レディース 初日◇13日◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6697ヤード・パー72>

日本人選手初の同一大会3連覇に挑む古江彩佳は、2バーディ・2ボギーのトータルイーブンパー・43位タイで初日を終えた。

ディフェンディチャンピオンの古江は前半からショットが乱れた。セカンドショットは「左に巻くのが怖くてショットが右に行っていた」とグリーン右に外すシーンが見られ、なんとかアプローチで拾っていく展開。3番でバーディを先行させたが5番でボーギを喫し、なかなか流れに乗れない展開が続く。

去年に比べ伸びたラフと、早いグリーンがコースの難易度を高め、スコアを伸ばしきれない。後半も15番でボギーとするが16番パー5でバウンスバックのバーディ。悪い流れを断ち切った。ばらついたショットも「後半になるにつれて修正はできていた」と徐々にではあるが回復傾向にあり、まだまだ巻き返しの可能性を残す。ただ、「まとまり切っていない」と完全な状態ではなく、ラウンド終了後はすぐに練習場へと向かった。

2日目以降も集中したいと気持ちを切り替える古江。ショットに違和感があるものの何とかイーブンでまとめたのは最低ライン。3連覇、大会4勝目に向けて、意地のゴルフを見せて上位浮上を狙う。(文・齊藤啓介)

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