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勝みなみが米国挑戦を後押ししてくれた所属先に誓う恩返し 『いつまでも応援してるから』の言葉に感謝

勝みなみは渡米前の国内3連戦のうち2戦目を迎える(撮影:鈴木祥)

<明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ 事前情報◇8日◇土佐CC(高知県)◇6228ヤード・パー72>
 
ツアー本格参戦初年度となった2018年に所属契約を締結。そこから競技生活を支えてくれる明治安田生命が冠スポンサーの大会を前に、勝みなみが「恩返し」となる活躍を誓った。

初めて同社が大会名に加わった2021年からは予選落ち、32位タイとなかなか結果を出せずにいるが、「今回は悪くない。沖縄からショットのイメージも悪くないし、流れに乗る一打があればバッといけるはず」と開幕前の状態への自信もうかがえる。
 
昨年末の予選会(Qシリーズ)を突破し、今季は米女子ツアーを主戦場にする。ひとまず日本で決まっている試合は、先週と今週、さらに来週に地元・鹿児島で行われる「Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント」の3試合。「アメリカに行く前なので、日本のコースで楽しみたい。所属大会で回れるタイミングもすごいと思います」と、縁の深さもしっかりと感じられる。
 
「契約していただいて何年かしてから、アメリカにいつか挑戦しますと言いました。『僕たちはいつまでも応援してるから』と言ってもらえた。挑戦しようという気持ちになれた一言でした」。後押しにも感謝している。それだけに「明治安田生命と(大会に)名前がついてから結果が出てないので、結果を出したい」という思いは強い。
 
間もなく始まる米国ツアーでの戦いに向け、現在意識しているのは「インサイド・アウトを意識したい」というスイング面の徹底。調子が悪い時は、スイングがアウトサイド・インに入ってしまっていることが多いという分析からで、「自分を信じて、インサイド・アウトに振り抜くということを続けていきたい」。やはりコースでの経験は練習場とはまったく異なるため、実戦のなかでしっかりと体に染み込ませるつもりだ。
 
昨年まで3日間だった大会のスケジュールが、今年から1日増える。昨年優勝した「楽天スーパーレディース」や、連覇を成し遂げた「日本女子オープン」など、プロ入り後に挙げた7勝のうち5勝は4日間大会。「すごく強いイメージが自分にもあります」という印象もうなずける。開幕戦から4日間が続くことになるが、「トレーニングを積んで体力が他の人よりもあるな、という自信もついた」。こんな手ごたえも支えになる。
 
「アメリカもそうですけど、やっぱり一番は所属の試合でとにかく恩返ししたい気持ちが強い」という言葉を繰り返した。ホステス大会、地元大会と続く特別な2週間を弾みにして、新天地に挑みたいところだ。(文・間宮輝憲)

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