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ローリー・マキロイが格上げ大会欠場で4億円“損失”? モナハン会長明言

ローリー・マキロイが300万ドルの損失? 一体なぜ?(撮影:GettyImages)

キャリアグランドスラム達成を目指した今年の「マスターズ」で予選落ちしたローリー・マキロイ(北アイルランド)が、今週の「ウェルズ・ファーゴ選手権」で復帰する。

マスターズ翌週の「RBCヘリテージ」(サウスカロライナ州)は今季の格上げ大会の1つ。トップ選手がこの格上げ大会を理由なく欠場できるのは1大会だけで、マキロイはすでに1月の「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」を欠場。このRBCヘリテージを休んで2大会目となった。2大会の欠場は昨年、PIP(プレーヤー・インパクト・プログラム)で得たボーナスの25%を受け取れなくなることを意味する。

3日、PGAツアーのジェイ・モナハン会長はウェルズ・ファーゴ選手権の会場でメディアに囲まれると、「今季の規定を作るときに決められたこと。2大会欠場したら、(PIPボーナスの)25%は支払われない」とマキロイが300万ドル(約4億円)を受け取れなくなったことを明言した。

マキロイは「マスターズのあとはメンタル的に休養することが必要だった」とし、「もしRBCヘリテージをプレーしても自分の気持ちはコースにない」と、モナハン会長に説明したという。

「欠場すればどうなるか、結果は分かっていた」と300万ドルを損失する可能性は理解していたが、それでも「決断するのは簡単だった」。

昨年のPIPのボーナスを100%受け取るためには、今季の格上げ大会に出場することが課せられている。病気やケガなどの理由を除いて欠場できるのは1大会だけ。マキロイは昨年2位で、ボーナス額は1200万ドル(約16億円)だった。

1位のタイガー・ウッズ(米国)は今季2大会のみの出場だが、ケガが要因のためボーナスは100%受け取ることができる。(文・武川玲子=米国在住)

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