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プロ初戦の馬場咲希は痛感した実力不足も“収穫”に 「まだまだ足りないところだらけ」

馬場咲希はプロデビュー戦で自身の実力不足を痛感(撮影:GettyImages)

<シモーネ・アジアパシフィックカップ 最終日◇23日◇ポンドック・インダGC(インドネシア)◇6806ヤード・パー72>

今年、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のプロテストに合格。さらに米国ツアーの最終予選会にも挑戦した馬場咲希が、インドネシアで挑んだプロ初戦を、トータル1オーバー・17位タイで終えた。

デビュー戦を終えた馬場は、「あまり実感がなかった。でもプロになった自覚を持ってプレーしていたつもりだったので、いつものアマチュアとして出ていた試合とはちょっと違う気持ちはありました」と振り返る。ただこの3日間は「すごくひどくて…」と満足のいく結果とはならなかった。「ショットが曲がっていた。きょうもティショットがすごく曲がっていたし、まだまだこのままでは無理だなと感じました」と、実力不足を痛感させられることになった。

ただ、その思いは同時に収穫にもなる。今大会には、優勝したアタヤ・ティティクル(タイ)や畑岡奈紗ら世界のトッププレーヤーも参戦。「すごく差は開きましたけど、特殊なコースでプレーして、まだまだ足りないところだらけということをすごく感じた。来年の開幕に向けて、オフにしっかり練習したい」。今回の結果を受け止め、前を向いた。

来季米国ツアー出場権をかけた最終予選会に出場したが、62位タイに終わり、上位45位タイまでの選手に与えられる米ツアーメンバーカードは逃した。海を渡るとすれば下部ツアーでの戦いになることもあり、来シーズンの主戦場も、「なんとなくはありますが、これから話し合いをしてしっかり決めようかなと思います」とまだ確定には至っていない。

だが、すでに2024年のテーマは決まっている。「プロ1年目はこれまでとは別の経験をたくさんすると思うので、来年の経験をしっかりその次の年に生かせるようにどんどん吸収して強くなれるようにしたいです」。新たな年も挑戦する姿勢を変えずに挑んでいく。

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