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10+5枠をかけた戦い 下部エプソンツアーからLPGA“昇格”の条件は?

昨季エプソンツアーからLPGAに昇格した選手たち。今年は日本勢が顔を出すか?(撮影:GettyImages)

米国女子下部のエプソンツアーは2024年シーズンが開幕している。米国12州で20試合が開催され、賞金総額は史上最高の500万ドル(約7億円)。ここで来季レギュラーツアーカードを争うことになる。

LPGAに“昇格”するための道のりをおさらいしたい。昨年までは賞金ランキングの上位10名がその資格を得ていたが、今季から大幅に変更された。賞金ではなくポイントランキングによって争われ、さらに昇格枠が拡大。11~15位までの選手も来季LPGA出場カテゴリーに組み込まれることになる。

各トーナメントの優勝者は500pt(pt)を獲得。最終戦「エプソン・ツアー選手権」では獲得ポイントが30%増となり、優勝者は650ptを得る。今季からポイント制になったため、トップ15に入るカットラインの目安は不明。だが、下部ツアーにはレギュラーツアーと同様に、年間2回のリシャッフル(出場優先順位の見直し)が行われることを踏まえても、コツコツとポイントを積み上げていくことが大事になる。

上位10名までがLPGA出場カテゴリー9。11~15位はカテゴリー14『Qシリーズ上位者』よりひとつ下の、カテゴリー15に入る見込み。さらにこのカテゴリー15は前年のLPGAポイントランキング101~125位までの選手と合わせて構成され、前年101位→下部11位→前年102位→下部12位→…という順番になる。

もしこの15枠に入ることがかなわなかったら、QスクールやQシリーズの米予選会を経て、LPGAの切符を獲得するという方法もある。今季の出場資格はまだ明らかになっていないが、昨年の実績をもとにすれば、エプソンツアーの賞金ランキング上位35位タイまでは最終予選から、125位タイまではセカンドステージから出場することができる。

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