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“秋色アキバファッション”の評価が気になり「かわいい?」連発 原英莉花が悪夢払拭の逆転Vへ

逆転での今季2勝目を狙う原英莉花。最終日のウェアにも注目だ(撮影:佐々木啓)

<樋口久子 三菱電機レディス 2日目◇28日◇武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)◇6650ヤード ・パー72>

秋っぽい? アキバっぽい? 茶系のチェックのシャツを身につけてプレーした原英莉花は5バーディー・1ボギーの「68」で回り、トータル7アンダーの2位タイと今季2勝目に向けて好位置につけた。最終日は首位の鈴木愛を2打差で追ってのスタート。米女子ツアーの2次予選会を過少申告により失格となった先週の悪夢を振り払う逆転Vを狙う。

最終18番をバーディで締めた原だが、パー5のバーディはこの1つだけ。「う~んって感じではあったんですけど、厳しいところでパッティングが決まってくれたので、良かったかなと思います」。12番では4メートル、14番では3メートルと、際どいパーパットを沈めたことを評価した。

火曜日の夜に帰国したばかりで、まだ時差ボケが残る。この日も午前3時に目が覚め、そのまま寝ずにコースに来た。「今年は睡眠改革ということで8時間寝ることを意識しているんですけど、なかなか守れていませんね。昨夜は9時半ぐらいには寝てしまったので、睡眠時間は5時間30分ぐらい。もう慣れてきたし、もともとショートスリーパーなので眠くはありません」。この状態が長く続くと心配だが、今のところ、プレーに影響はないようだ。

報道陣から「今日のウェアは秋をイメージ?」と声を掛けられると「かわいい?」と逆質問。チームのスタッフからは「秋葉原にいそう」という声が上がったそうで、この日は手当たり次第「かわいい?」と聞き続けていたのだとか。チェックのシャツは確かにアキバ系ファッションの代表的なアイテムのひとつだが、果たしてゴルフファンの皆さんの目にはどう映っていたのだろう?

最終日のウェアは「まだ決めていません。朝の気分に任せようと思います」と話した一方で、ゴルフについては「この2日間と変わらずに自分の一打に集中したいなっていうことと、自分を信じてプレーしたいと思います」。この日は雷雲接近により、1時間スタートが遅れ、ラウンド後は再びの雷雲接近で練習場がクローズとなった。原は「練習したかったなあ」とぼやきつつも、師匠・尾崎将司お手製の練習器具を手に素振りで調整。逆転Vを果たし、最高の形で米女子ツアーの出場権獲得に向けて再挑戦となる次週の「TOTOジャパンクラシック」に駒を進める。(文・田中宏治)

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