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2015年に世界トップの座にいたJ・デイとJ・スピース。復活のカギを握るスタッツは?

ジョーダン・スピースのストローク貢献度の各順位。2019年のショット順位の落ち込みが目立ちます(撮影:GettyImages)

AT&Tペブルビーチ・プロアマ 3日目日◇13日◇ペブルビーチGL(7051ヤード・パー72)、スパイグラスヒルGC(7041ヤード・パー72)◇米カリフォルニア州>

米ツアー12勝で元世界ランキング1位のジェイソン・デイ(オーストラリア)が3日目を「68」と伸ばし、トータル10アンダー、首位を行くジョーダン・スピース(米国)に3打差で最終日を迎える。共に、2015年に世界トップの座にいた2人だけに、その“復活”に注目が集まる。

⇒ジョーダン・スピース、ついにエース『915D2』を手放す?2019年のギアニュース振り返り

PGAツアーでは詳細なスタッツが公開されているが、ストロークへの貢献度を示すデータを2015年から振り返ってみた。それが折れ線グラフで示されているのだが、2人の復活のカギを握る部分はどこなのか? まずは、スピースを見てみよう。

2015年にほぼ全ての項目でトップに居たスピースだが、ショット系スタッツのグラフで大きく落ち込みが目につくのは、2019年だ。ティショット、アイアン共に大きく順位を落としたものの、この年はSG:PUTTINGが1位になっている。2020年シーズンから今シーズンにかけてはSG:OFF-THE-TEE順位を落とすものの、得意のグリーン周りのアプローチは影響を受けず、高順位をキープしている状況で、グラフが示す課題はティショットと言えるだろうか。次に、デイも同様に振り返ってみよう。

⇒ボールはブリヂストン、アイアンはミズノ ニュー“ジェイソン・デイ”が “復活V”に向かう

同じく、2015年にスピースほどではないものの、全ての項目でトップランクにいたデイ。大きく順位を下げたのは、2018年のSG:APPROACH-THE-GREENだ。元々長距離を持つデイだけに、ティショットの順位はさほど下げておらず、2018年以降アイアンに課題があったことは明白。契約フリーになってでも、自分に合うものを探し、[JPX]()921ツアー』にたどり着いた背景も理解できる。

また、元々SG:PUTTINGに大きな下げを見せなかったデイだが、2020年シーズンから今季にかけて大きく順位を落としている。腰痛を抱えている身体面も気がかりだが、コーチにクリス・コモを迎え、腰への負担を軽減することがまず最初の課題と言えるだろうか。どちらが勝利する、しないにかかわらず、再び世界一に返り咲きを狙う男たちの“復活”を世界中のゴルフファンが待ち望んでいる。

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