元賞金王は右を向いて構える、その理由が目ウロコだった!

まずはスクエアなアドレスを作り、そこから右足だけを後ろに引く。右ツマ先を少し閉じて、目標方向に対して垂直に近くセットする

飛ばすためには下半身の力を使う必要があります。でも、下半身を無理に回そうとして振り遅れたり、逆に上半身が左に突っ込んでしまっては球が曲がるだけ。実はボクも、プロ入りした頃には左への突っ込みに悩んでいたんです。

そこで考えたのが、右の股関節に乗りながら体を回転させるスイングです。クローズスタンスで、右ツマ先を少し閉じたアドレスを作ることで、バックスイングで右股関節に乗りやすくなる。深いトップを作れて、ダウンでも軸を保ったまま振り抜けるようになりました。アドレスから6対4の右足体重で構えておくと、右股関節を軸にしたスイングがしやすくなり、右足で強く地面を押し込めるようになりますよ。飛距離も伸びます。ぜひ試してみてください。

今平周吾
いまひら・しゅうご/1992年生まれ、埼玉県出身。165センチと小柄だが、効率的な下半身使いで飛距離は300ヤードを超える。2018年、2019年と2年連続賞金王に輝く。ダイヤゴルフ所属

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