欧州でLIV旋風! 開幕3週連続Vへ南アのメジャー覇者が躍動

首位タイに立っているルイ・ウーストハウゼン(左)とチャール・シュワーチェル(撮影:GettyImages)

<アルフレッド・ダンヒル選手権 3日目◇9日◇レオパルドクリークCC(南アフリカ)◇7112ヤード・パー72>

南アフリカのレオパルドクリークCCで開催されているDPワールド(欧州)ツアーは3日目が終了。ともにLIVゴルフで戦う地元勢、ルイ・ウーストハウゼンとチャール・シュワーツェルがトータル15アンダーまで伸ばし、3位以下に5打差をつけてトップに並んだ。

11月末に開幕したDPワールドツアーの2024年シーズンは、初戦、第2戦ともに2大会が同時開催。2週連続となる南アフリカでの大会は、LIV所属のディーン・バーメスター(南アフリカ)が2連勝を飾った。さらに同時開催だった「ISPSハンダ・オーストラリアオープン」では、こちらもLIV勢のホアキン・ニーマン(チリ)が勝利。LIV選手の活躍が続いている。

今週7日には世界ランキング3位のジョン・ラーム(スペイン)がLIVゴルフ移籍を発表し、ゴルフ界に大激震が走ったばかり。2度目のオフシーズンを迎えるLIVゴルフは大きな勢いに乗っているようだ。

2010年の「全英オープン」覇者・ウーストハウゼンはコースレコードタイの「63」をマーク。2011年の「マスターズ」チャンプで、今大会を4度制しているシュワーツェルも「65」と追い上げてトップに立った。

二人のどちらかが勝てば、開幕から3週連続でLIV勢の勝利。オーストラリアでの開幕戦「フォーティネット・オーストラリアPGA選手権」を制したミンウ・リー(オーストラリア)除いて、5大会中なんと4大会をLIVゴルファーが制することになる。(文・武川玲子=米国在住)

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