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元世界NO.1ペアが男女混合戦トップへ 互いに“べた褒め”「彼女は完璧」「すべてが素晴らしい」

単独首位に浮上したリディア・コ(左)&ジェイソン・デイ(撮影:GettyImages)

<グラント・ソーントン招待 2日目◇9日◇ティブロンGC(米フロリダ州)◇7382ヤード・パー72>

フロリダ州ネープルズで開催されているPGAツアーとLPGAツアーの男女混合ダブルス戦。2日目は1つのボールを交互に打つフォアサム形式で行われ、ジェイソン・デイ(オーストラリア)、リディア・コ(ニュージーランド)の元世界ランキング1位ペアがトップに立った。

デイとリディアは7バーディ・1ボギーの「66」をマークして、トータル20アンダー。2位のトニー・フィナウ、ネリー・コルダ(ともに米国)ペア、ルーカス・グローバー(米国)、レオナ・マグワイア(アイルランド)ペアに2打リードで最終日を迎える。

「フォアサムでもっとも重要なことは、ボールを安全なところに打つこと」とデイ。「だからぼくの目標はフェアウェイに打つことで、そこからリディアが確実にピンを攻めた。彼女は完璧だった」とパートナーを賞賛した。

1999年以来の混合ダブルス戦。非公式といえども優勝賞金は100万ドル(約1億4400万円)がかけられている。

「リディアはもちろん勝ちたいだろうし、とうぜんぼくもだ。二人とも来シーズンに向けてオフに取り組んでいることをプレッシャーの下で試すことができる。すばらしい機会だ」と来季を見据えてプレーしている。

オーストラリアとニュージーランド出身の二人は息の合ったプレーを見せるが、実は意外にも二人が直接会ったのは今週が初めてだという。

デイは長らく腰痛に悩んでいたが、今年5月に5年ぶりの復活優勝を挙げたばかり。一方のリディアは昨年に年間女王を獲得したが、今年は未勝利に終わり、昨年末には1位だった世界ランキングも11位まで後退している。同コースで毎年開催されているツアー最終戦の「CMEグループツアー選手権」の出場も逃した。

リディアは「ジェイソンのプレーを間近で見て、すべてが素晴らしい。私なんかが評することなんかできない。今までプレーした誰よりも素晴らしい選手だと思う。私の寄せがどこに行ってもジェイソンは沈めてくれる。ドライバーショットも300ヤード先のフェアウェイ。こんなに頼もしいパートナーはいない」と絶賛した。

また、リッキー・ファウラー(米国)とペアを組んでいるレクシー・トンプソン(米国)は、16番パー3で自身11度目(ツアーで5度)のホールインワンを達成した。158ヤードを7番アイアンで打ったショットはピン手前1ヤードに着弾すると、ワンバンドでカップイン。ファウラーとハイファイブで祝うと、コースには大歓声が響いた。ファウラー&トンプソンはトータル16アンダーで4位につけている。(文・武川玲子=米国在住)

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