キム・キョンテ、3年ぶりの復活VはUT以外ほぼ最新作【WITB】

キム・キョンテがツアー14勝目で、3年ぶりの復活V(撮影:鈴木祥)

カシオワールドオープン 最終日◇1日◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知県)◇7335ヤード・パー72>

“鬼”の異名をとるキム・キョンテ(韓国)が3年ぶりの復活優勝で、国内男子ツアー通算14勝目を飾った。今季はここまで17試合に参戦し、トップ10は2試合のみ。「日本プロゴルフ選手権」からの7試合連続予選落ちはツアーで初めての屈辱だった。「このまま続けていてもいいことはない。もう、何回もゴルフを辞めようと思った」。

歯車が狂いだしたのは昨年の秋。背中を疲労骨折し、治ったと思った矢先に再び症状が出て、練習も満足に行えない日々が続く。「それが治ったと思ったら、今度はパターのバックスイングが上がらない。ひとつ大丈夫だと思ったら、違う部分が出る」。精神面でもバランスがとれなくなり、初めてメンタルコーチをつけてから、ようやく状況が上向きになっていった。

伸ばし合いとなった黒潮カントリーの最終日は、ボギーなしの8バーディ。先行するA・クウェイル、追いすがるS・ノリスを退け、ただ一人20アンダーに到達。その使用ギアはこれまでと同様、お決まりの通り13本がタイトリスト。アイアンは2020年モデルの新作アイアンを3I〜9Iまで入れ、見事持ち前の安定しつつも攻撃的なゴルフを見せた。

【キム・キョンテの優勝セッティング】
1W:[ツアーAD]() TP-6X 45インチ)
3W:タイトリスト TS3(15°)
2Uタイトリスト H1 816(19°)
3I:タイトリスト U500
4,5I:タイトリスト 620 CB
6I〜9I:タイトリスト 620 MB
P,AW:[ボーケイ]()SM7(48,52°)
SW:[ボーケイ]()PROTO(60°)
PT:オデッセイ ホワイトホットツアーix #5CS
BALL:タイトリスト Pro V1

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