ステップ“卒業”の藤田かれん レギュラーツアーでの目標は?

ヤンマーハナサカのメディアデーに参加した藤田かれん(撮影:ALBA)

今季の国内女子ステップ・アップ・ツアー開幕戦となる「YANMAR HANASAKA Ladies Golf Tournament」(略称:ヤンマーハナサカ)のメディアデーが会場となる滋賀県の琵琶湖カントリー倶楽部で2月15日に開催され、共催のヤンマーホールディングスの契約プロ・藤田かれんも来場した。

藤田は昨年のファイナルQTで3位に入り、今季の前半戦はレギュラーツアーが主戦場に。今年のこの大会には出場はしないが、19年から21年にプロテスト合格を果たすまで琵琶湖カントリー倶楽部で研修生として腕を磨いていた。3年前からヤンマーのサポートを受けている縁もあり、このメディアデーに参加した。

2週間後にはレギュラーツアーが開幕するが、このオフは股関節の柔軟性を高めるなど、年間を通して戦うための強い体づくりに時間を費やしているという。クラブなども契約するピンの新作『G430 MAX 10K』などをテスト。「少しスピン量が多いので、ダイキンの開幕前にさらにテストをして調整していきたい」と新ギアなども積極的に試している。

今季の目標はついては「まずはシード権獲得を目標に1年間戦いたいと思っています。初優勝というものは心にはもちろん持っていますが、まずは目先の目標を持って一試合一試合戦っていきたい」と語った藤田。ヤンマーハナサカにはアマチュア時代を含めると4度出場し、「いいきっかけをたくさんいただいた大会。そのおかげで今はレギュラーツアーで戦えるようになった」と感謝の言葉を述べた。

なお、大会名のハナサカは「人の可能性を信じ、人の挑戦を後押しする」というヤンマーの価値観を言葉にしたもの。この大会の経験を通して“花咲いた”藤田はステップから1つ上のステージへ。今年はこの大会からどんな選手が羽ばたいていくのか。琵琶湖カントリー倶楽部は「日本女子オープン」や「日本オープン」などの会場にもなった名コース。ここで活躍できる選手は、“花咲く”可能性大だ。

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