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原英莉花 復帰後初のトップ10フィニッシュも、ラウンド後には夕方まで練習に励む

復帰後、初のトップ10入りを果たした原英莉花(撮影:福田文平)

原英莉花が自身のインスタグラムを更新。北海道で開催された「ニトリレディス」の大会期間中に、夕方までショットの調整に励む練習動画を公開した。

本大会は北海道とは思えぬ猛暑と激しい雷雨に見舞われ、日没サスペンデッドや最終日の競技中止など大会の進行も変則的なものになってしまった。原が公開したのは、2日目に回り切れずに翌日に持ち越しとなったホールを消化した後、3日目の18ホールを回るという長いラウンドの後に行った練習動画だった。

「ラスト2ホール!てところで思いっきりダフって ラストホールでドライバー右消えていって」と、大会3日目、好調にスコアを伸ばしたものの上がり2ホールで連続ボギーを叩いてしまったことを振り返った。「怒って練習場行ったけど 足が使えなくなっててキレ0手打ち」と、この日の不調をあらためて認識した様子。

「こりゃ打点ずれるよねー。ってわかってても納得できなくて打ち続けていたら チームに早く休めと怒られました18時」と、夕方までショットの調整に励んでいたところ、スタッフから練習を切り上げるように注意されてしまったことも明かした。そして「これでも一所懸命振ってるのにギャップ。体力には自信あったけどまだまだでした」と、悔しい思いを綴っている。

原は本大会が椎間板ヘルニアの手術を受けてからの復帰4試合目だった。予定通りなら復帰後初の4日間競技になるはずでもあった。悪天候のために競技は短縮されたが、原は3日間トータル7アンダー、9位タイ。復帰後初のトップ10で終えることができた。

「そんなタフな1週間でしたが なにより今年も大好きな小樽カントリー倶楽部で プレーできたことが自分にとって幸せでした」。「イレギュラーなことがたくさんありましたが これも自然の中でするゴルフだからこそですね。苦しいながらも楽しかったです」と、最後は大好きなゴルフ場でプレーできたことを「幸せ」、自然の中でプレーするゴルフを「楽しかった」と明るく表現した。

「あとは腕を磨きましょうってことだけかな」というひと言に、こらからの原の活躍への期待が膨らむ。

この投稿には、原が手術を受けたことを知っている大勢のファンから「頑張れ!」「応援しています!」という励ましと声援が次々と寄せられていた。そして「秋には復活のV、期待しています」とは、すべてのファンに共通した思いだろう。

原は最後に大会関係者、朝早くから会場に駆けつけてくれたギャラリーに感謝の言葉を綴ると、「私の次戦は選手権」と、次戦は長崎県で開催される「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」を予定していることを公表。大会を一つ欠場し、体調を整えてメジャー大会に挑戦する。

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