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「2年目は違う戦い方ができるかな」 西村優菜は“希望”を胸に米初優勝へまい進【プロゴルファー・新年の誓い】

清々しい表情で、初挑戦の2023年を終えた西村優菜(撮影:福田文平)

年も明け、いよいよ2024年がスタート! それはゴルフ界にとっても、新たなシーズンの始まりを意味する。昨年もさまざまな“喜び”、“悔しさ”などを味わった選手は、いったいどんな思いを胸に、その新たなシーズンに臨むのか? “新年の誓い”を紹介していこう。今回は、米国での2シーズン目を迎える西村優菜。

「今年(23年)はシード獲得を目標に進んできたので、来年(24年)は優勝という目標を立てていきたいです」。昨年末、出身地の堺市役所で行われた寄付金の贈呈式に出席した西村は、今年の目標を聞かれると、こう宣言した。さらなる期待に満ちた一年にしていくつもりだ。

日本ツアーでメジャー1勝を含む6勝を挙げ、昨年は米国ツアーに挑戦。「すべてが初めてのこと。序盤は苦しい試合が続きましたし、いろんなことを感じて難しい1年でした」と振り返るほど、試行錯誤の時間も過ごした。だが終盤の巻き返しもあり、目標だったシード確保に成功。「シーズンを通すと70点。諦めず最終戦まで行け、充実の一年でした」と、最後には笑うこともできた。

当初は止まらないグリーンに苦しめられ、持ち味が発揮できなかったが、徐々に特有の芝に慣れるとチャンスを作り出す場面も増えた。「後半になってショットがよくなってきてからは、自信を持ってパターが打てればもっと(結果を残せた)と思えた」。“得点力アップ”が米初優勝への重要なピースになりそうだ。

昨年末の時点で、今季初戦は未定であることを強調したが、オフには合宿などで地力を上げていくつもり。今年はパリ五輪もあるが、「(意識するのは)オリンピックよりもメジャー大会」と、あくまでも念頭に置くのはツアーでの戦いだ。「いくつかは知っているコースを回れるし、オンオフの切り替え、スケジュールの組み方ももう少しうまくできると思っている。2年目は違う戦い方ができるかなと楽しみです」。希望に満ちた笑顔とともに、新たなシーズンに向かっていく。

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