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あの“パインバレーGC”でついに“女性会員”誕生 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

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ベールに包まれたパインバレーGC

ベールに包まれたパインバレーGC(撮影:GettyImages)

“パインバレーGC”。そのコースの名前は聞いたことはあるかもしれないが、しかし目にしたことがある人はそうはいないだろう。1985年以降、世界の名コースでランキング1位に君臨している名門プライベートコース。「マスターズ」が開催されるオーガスタ・ナショナルGCよりも、「全米オープン」のシネコック・ヒルズよりも、ゴルフの総本山、セント・アンドリュースよりもランキングは上だ。

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場所は米国ニュージャージー州。1913年に創設された同クラブは超のつく秘密主義で、そしてこれまで男性会員オンリーを守り通してきたのだが、4月30日、クラブで開かれた理事会で女性会員を迎えることが決定した。クラブ代表をつとめるジム・デービス氏は「歴史的な改革」とメッセージを発表、「パインバレーGCの理事とメンバーは、投票によりクラブ規則から性別に関するものをすべて取り除くことを決めたことを発表できるのは大変うれしく思う」とコメントを発表した。

米国ではプライベートクラブ、つまり会員制のものにおいては性別や年齢などで差別されることは法律に反していない。ただしマスターズ、PGAツアーなど競技、大会を行うのはいかなる“差別”もないところと規定されている。
パインバレーGCは世界ランキング1位ながらもツアー競技は一切開催されておらず、したがってゴルフファンはその世界一のコースを目にすることもない。

ジョージ・アーサー・クランプの設計により1914年にオープンした歴史あるコースゆえに大きな改革といえる。

メンバーはオーガスタ・ナショナルGCなどと同じく招待制。果たしてどんな女性が会員となるのか、「年内には第一号が誕生する」とデービス氏は話している。(文・武川玲子=米国在住)

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