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大須賀望は悔しい12位フィニッシュ 目標だった新人戦優勝に挑むも「気持ちが強すぎた」

今季国内女子下部のステップ・アップ・ツアーで2勝を挙げている大須賀望(撮影:福田文平)

<JLPGA新人戦 加賀電子カップ(95期生)最終日◇8日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6582ヤード・パー72>

国内女子下部ステップ・アップ・ツアーで賞金ランキング2位に入り、来季のレギュラーツアー前半戦出場権を得た大須賀望。プロ入り後、予選落ちは”無し”と抜群の安定感を誇り、満を持して乗り込んだ新人戦はトータル5オーバー・12位タイ。悔いが残る結果となった。

最終日は3バーディ・4ボギー・1ダブルボギーの「75」。「流れがつかめない一日」だったと振り返った。「今日はトータルアンダーまでもっていきたかったけど、ピンに対してそこは打っちゃダメでしょっていうところにばかりにミスしてパーを拾えなかった。バーディ獲れたとしても、ダボやボギーも来て」。

ゴルフ自体の調子は悪くないと話すが、「後半はバーディが欲しくて欲が出て、そのピンならセンターでいいのに狙ってしまってグリーンを外してしまう。マネジメント不足です」と分析。「一生に一度の大会だから勝ち取りたいという気持ちが強すぎてダメでした。いつもなら曲げてもボギーでもいかなとか、どうしたらパー獲れるかなと冷静な判断ができるが、今日を振り返るとできていなかった」と“気持ち”が先行し過ぎたことで最後までかみ合わなかった。

それだけ新人戦にかける思いは誰よりも強く「今年最後の試合である新人戦。今年スタートする前から新人戦優勝が目標だった。悔しい結果に終わって残念」と唇を噛んだ。

今年の試合をすべて消化した大須賀は来季、レギュラーツアー前半戦に出場する。「プロになって初レギュラーで、ステップとは環境も違えば、ギャラリーさんの数も違う早いうちに場慣れして、前半戦の出場権しか得ていないので、後半戦出られるように頑張りたい」と来季のビジョンも明確。目標は「まずは1勝。最終的に50以内のシード権獲得」とはっきり答える大須賀の声に頼もしさを感じた。(文・齊藤啓介)

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