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中島啓太の宍戸攻略法 「不安があればドライバーを握らない」作戦でプロ初Vへ

プロ初優勝を狙う中島啓太。丁寧なマネージメントで宍戸攻略へ。(撮影:上山敬太)

<BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 事前情報◇31日◇宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース(茨城県)◇7387ヤード・パー71>

先週の「ミズノオープン」では、同学年の平田憲聖にプレーオフで敗れた中島啓太。プロ初優勝を目前で逃したが、あすから始まる国内メジャー「BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」に向けて、しっかりと切り替えができているようだ。

プレーオフ3ホール目でボギー。先週は悔しい終わり方だったが、「(先週は)ティショットが曲がってきわどいパーパットが残っていう感じでしたけど、今週はティショットが良くないとパーパットが打てない。しっかりティショットから神経を使ってプレーする」ことを徹底していく。

さらに、前週のリンクスから林間コースに会場が変わることについては、「切り替えないといけないですし、自分の中では(先週と違い)今週は伸ばし合いにはならない。そういう試合だと思うので、ダブルボギーを打たないようにしていきたいです」と守りのゴルフを基調にしたマネージメントを立てる。

プロ初優勝へ向けて抜かりのない中島だが、キーポイントに上げたのがフロントナイン。「最初の6ホールは比較的チャンスだと思っているので、そこでしっかりスコアを伸ばせたら。もし終盤まで苦しんでいたとしても、粘ってズルズルいかないようにしたいなと思っています」と考えている。

明確なプラン、戦略で臨む中島だが、ミズノオープンのプレーオフでは、最後にドライバーショットを左に曲げたことが直接的な敗因となった。現在のティショットの状態を問われると、「悪い感じはないですし、ちょっとでも不安があるホールはドライバーを握らないと決めたので、その辺はしっかりマネージメントをしたいです」と、スコアメークのためには、ホールによってドライバーを握らない選択も視野に入れる。

アマチュアとして出場した昨年大会では上位で最終日を迎えたが、上がり3ホールで5つ落とす苦い経験もした。「リベンジはしたいと思っている」と気合いも十分。プロ初タイトルをつかんで雪辱を果たしたい。

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