• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • ダンロップ『ゼクシオ13』『ゼクシオ エックス』シリーズを発表、芯を“広げて・集める”新技術って?

ダンロップ『ゼクシオ13』『ゼクシオ エックス』シリーズを発表、芯を“広げて・集める”新技術って?

12月9日に発売される、ダンロップ『ゼクシオ13』『ゼクシオ エックス』ドライバー

ダンロップが13代目の『ゼクシオ』シリーズを12月9日に発売する。2000年に初代を発売してから約24年。四半世紀近くも続く国民的人気クラブの新作は何が進化したのだろうか?まずは、『ゼクシオ13』『ゼクシオ エックス』ドライバー(税込92,400円)に共通するキーテクノロジーを見てみよう。

同社は「ドライバーはフェースの外周部の剛性をトウからヒールにかけて最適化した【BiFLEX FACE】を採用し、外周部がエネルギーを受け止め、フェースとボディのたわみが増幅することで高初速エリアが拡大、初速アップを実現します」と説明し、芯を“広げる”ことに成功したと強調する。
 
説明を聞いても分かりづらいが、例えるなら「トランポリン」。フェースの外周がトランポリンのフレームに相当し、フェース(トランポリンの布)にかかったパワーをしっかり受け取めボールの跳ね返りを強くするイメージと説明。前作よりCOR=0.80以上の高初速エリアが『ゼクシオ13』は125%になり、『ゼクシオ エックス』に至っては143%だという。
 
また、前作から採用の“翼”を2段にして打点を芯に“集める”とか。「2段式に進化したクラウンの凸部New【ActivWing】がさらに空力性能を向上させ、ダウンスイングでのヘッド挙動を安定させることで、インパクト時のフェース角と打点の安定化に貢献。前作比で『ゼクシオ 13』は+2.7㍎(HS38m/sのテスト)、『ゼクシオ エックス』は+6.4㍎(HS42m/s〃)の飛距離アップに成功しています」とする。
 
この表面積を増した2段式の翼で遠心力の悪影響(トウダウンなど)を抑えて芯に集め、フェース角のばらつきと打点のばらつきが「約11%低減した」とか。国内女子ツアーで発表前に『ゼクシオ エックス』投入週に即勝利した菅沼菜々も、優勝会見で下記のように話している。
 
「スピン量も多過ぎず、少な過ぎずで初速が早い感じなので、けっこう飛距離も出ますし、安定感がすごいあった。今までこんなに曲がらなかったことがないかもしれないぐらい、自分の持ち球をイメージしたまま打てたので、今週替えて良かったなと思います。3、4ヤードは伸びました」(菅沼)
 
その他、フェアウェイウッドの両機種(税込60,500円)も【BiFLEX FACE】と【CANNON SOLE】を採用して高初速エリアを107%と広げた他、ハイブリッドの両機種(税込45,100円)も同様の設計で120%に芯が広くなっている。
 
また、さらなる低重心で高弾道を放てる『ゼクシオ13』アイアンは7Iロフト28度の4ピースチタンフェース設計で、グースを抑えてスッキリ顔になった『ゼクシオ エックス』アイアンは7Iロフト28.5度の3ピース鍛造フェース設計。両機種とも6I~PWのセットが税込137,500円~となる。

関連記事