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「あと2日で絶対二桁アンダーに」 西村優菜が隣国からの応援団に誓う週末の逆襲

まだまだここから。西村優菜が週末に巻き返しを図る(撮影:ALBA)

<メイバンク選手権 2日目◇27日◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6596ヤード・パー72>

2アンダー・40位タイからスタートし、結局スコアは動かなかった。西村優菜は2バーディ・2ボギーの「72」。トータル2アンダー・47位タイと順位を落とし、残り2日へと向かう。

「ショットもパターもすごく悪かったので、フラストレーションのたまる一日でした」。タイミングが合っていなかったというショットでは、たびたび手を離すシーンも見られるなど、苦しい時間帯が続いた。「気持ちよく振れなかった」というなかではチャンスメイクにも苦しみ、バーディ合戦について行けずに18ホールが過ぎていった。

前日は悪天候による約4時間の中断を挟み、再開後にラウンドを終えたのは、日没も迫る時間。「すぐゴルフ場に来た感じ」と、朝早いスタートとなったこの日のプレーは精彩を欠いた。疲れがないといえばウソになるが、「暑さは大丈夫」。ここから上だけを見て進んでいく。

首位はトータル12アンダーまで伸ばしたため、上位との差は開いたが、「あと2日で絶対に二桁アンダーに乗せるという気持ちで頑張りたい」と週末の巻き返しを目指す。前3戦はいずれも上位フィニッシュ。優勝争いも経験し、次なる目標はもちろん優勝だ。そこに向けて気持ちを強く持つと同時に、駆けつけた応援団の前で好プレーを見せたい気持ちが湧いている。西村のプレーを見ようと、2021年から西村をサポートする株式会社ダイフクの社員が、隣国から応援に駆けつけているのだ。

そろいの“西村優菜シャツ”で声援を送る援軍には「国が違っても応援に来てくださって、すごくうれしいです」。クアラルンプールから南に350キロのシンガポールからやってきた大勢の西村軍に背中を押されている。「いいショットを打ったときにはすごく大きな声をかけてくれるので、すごくやりがいがあります」と結果で恩返しを誓う。

物流ソリューション分野で世界トップを誇る同社は、今回のみならず、米国はじめそのほかの海外でも西村をサポート。米ツアー参戦初年度でじわじわと強さを示してきた西村が、マレーシアでも存在感をみせつける。(文・高桑均)

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