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大谷翔平の“偉才”が「変革の起爆剤」。米老舗誌が期待を寄せる2022年の快進撃「オオタニは欠かせない存在になる」

二刀流で異次元の活躍を見せつけた2021年の大谷。そんな彼に早くも期待が高まっている。(C)Getty Images
新年も注目度に陰りはない。昨シーズンのMLBで怒涛の快進撃を披露した大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)である。
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2021年は圧巻の一語だった。振り返れば、故障明けで迎えた開幕前には二刀流挑戦に逆風が吹いていたが、大谷は周囲の喧騒に抗うように「リアル二刀流」をやり遂げ、球史に残るスターと化した。

打っては46本塁打、100打点、OPS.965、長打率.592と一流スラッガーと肩を並べるハイアベレージを記録。渡米後最速となる101・9マイル(約164キロ)を記録したピッチングでは9勝を挙げ、防御率3.18、156奪三振(奪三振率10.77)、FIP3.51という堂々たる数字を残した。

史上19人目となる満票でのMVP受賞など、現地アメリカでも高く評価された。そんな27歳のサムライは、新シーズンでのさらなる飛躍が早くも期待されている。米老舗経済誌『Forbes』は「2022年、メジャーリーグはショウヘイ・オオタニを変革の起爆剤とすべきだ」と銘打った特集記事内で、こう日本が生んだ偉才を称えた。

「ありとあらゆる意味で驚異的だったショウヘイ・オオタニは、超人的な仕事量を巧みにこなしながら、息を吞むようなパフォーマンスを続け、理屈を超越した存在となった」

さらに「落ち着きと規律ある振る舞いも見せ、こちら畏怖の念を抱かせる結果を残す。オオタニは間違いなくメジャーリーグの顔と言える超一流の才能の持ち主だ」と絶賛した同誌だが、現在のロックアウト問題などが関連する昨今のMLBの人気低迷について「あらゆる問題が重なって状況は悪化し続けている」と危機感を募らせる。
そのうえで「球界がこれまでよりもはるかに進化した姿を見せなければいけない」2022年において、大谷が「貴重な役割を担う」と訴えた。

「今のままではいけない。球界を仕切る人間たちが注意深く策を講じなければ、野球は、すぐにでも年老いたファンだけが見るニッチなスポーツになり果てる。ただ、幸いなことに球界にはオオタニを筆頭とした、若く、活気に満ちた、国際的なタレントが揃っている。彼らを活かした環境を整える必要がある。

とくに来年は若いファンとの有意義な関係を築き、大きく前進する年にしなければいけない。そのなかでファンの脳裏から『不可能』を取り除いたオオタニは、MLBの今後の明るいビジョンを描くための欠かせない存在となるはずだ。彼の偉大なる功績は、ポジティブなインスピレーションを与えてくれる」

「完璧な大使だ」とも期待を寄せられた大谷。球界の常識を変えた男から新シーズンも目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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