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【検証してみた】昼食をガッツリ食べるとゴルフのパフォーマンスは落ちる? 落ちない?

【結論】食べ過ぎやアルコールはスイングやフィーリングに悪影響を及ぼす可能性大

調査の結果、満腹&アルコールを飲んだ状態で打つと、ドライバーもアプローチもパフォーマンスが明らかに低下。プロの飯沼はドライバーの平均飛距離が10ヤード落ち、アマチュアの鈴木さんはスライスを連発。また、2人ともアプローチの精度が大幅に低下した。これについて飯沼は、

 「満腹で、なおかつアルコールを飲んでいると、明らかに体の動きが鈍くなりますね。普段通りに打っているつもりでもHSが1m/s遅くなって、飛距離も大幅に落ちてしまいました。鈴木さんは飛距離はほとんど変わりませんでしたが、満腹のせいでトップの位置が低くなり、ヘッドが外側から鋭角に下りてくることでスライスが出ていました」と分析する。

そして、ドライバー以上に影響が出るのがアプローチだという。

 「満腹&アルコールは、体の動きだけでなく感覚も鈍らせます。アプローチではインパクトでパンチが入ってしまい、ほとんどの球がカップをオーバー。微妙な距離感が出せませんでした。また、鈴木さんはミート率が低下し、平常時には見られなかったダフリやトップのミスが出ていました。食べ過ぎやビールで、ある程度パフォーマンスが落ちると思っていましたが、ここまで影響が出るとは……。コースでのおいしい食事や暑い日のビールはゴルフの楽しみの1つですが、食事は体の動きに影響が出ない腹七~八分目で、スコアにこだわるなら腹五分目でもOK。アルコールも極力控えた方が良さそうです」(飯沼)

今日のゴルフがエンジョイ目的なのかスコアを追い求めるのか、ランチのオーダー前に決めておく必要がありそうだ。

写真/山代厚男 取材協力/ゴルフ倶楽部 成田ハイツリー

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