大人気の三角パター「トラス」と「トライ・ビーム」はどう違う?

上田桃子が使用する「トライ・ビーム」は三角ネックが二等辺三角形で操作性が高い。一方、稲見萌寧が使う「トラス」は三角ネックが正三角形で直進性が高い。

今年の女子ツアーでも、先週優勝の小祝さくらがオデッセイのトライ・ビーム#7を使用、全米女子オープンで2位タイを含め絶好調の申ジエは、開幕戦でテーラーメイドTPコレクション ハイドロブラスト ジュノTB1.5トラスヒール、2勝目はトライ・ビーム#1CSで勝利を挙げるなど、三角パターの勢いはまだまだ止まっていない。なぜこんなに人気なのか。

三角ネックの特長は、ヘッドとネックの接合部分の長さにある。接合部分が1点の通常のノーマルパターに対し、三角ネックは広い「面」でヘッドを支えているため、打点がズレてもヘッドがブレない効果があるのだ。

三角ネックパターの火付け役であるテーラーメイドの「トラス」は、ヘッドとの接合部分の底辺が他の二辺ともほぼ同じ長さの正三角形の形となっている。そのためヘッドとの接合部分が長く、ヘッドがネジれにくいので直進性が高い。一方、今年大ブレイク中のオデッセイ「トライ・ビーム」は、接合部分はやや短く、いわば二等辺三角形の形をしているが、そのおかげか安定感のなかにも操作性があり、好みが分かれるところだ。

いずれにしてもパターは自分のストロークと合うものを選びたい。パターのストロークがイン・トゥ・インのアーク型の人は、ある程度操作性のあるパターが合うし、真っすぐ引いて真っすぐ出すストレート軌道でストロークする人は、直進性の高いパターが合うだろう。

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