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日大ゴルフ部同期の子供たちが優勝争い ドキドキワクワクの週末【原田香里のゴルフ未来会議】

「パナソニックオープンレディス」に出場した川岸史果(右)と母・麻子さん【撮影:鈴木祥】(撮影:鈴木祥)

ゴルフを愛するみなさん、こんにちは。原田香里です。先日、面白い状況にワクワクしたことを、みなさんにもぜひ、知っていただきたいと思ってご報告いたします。

ちょうど私が「太陽生命 元気・長生きカップ」に出場していた週のことです。私が出ていたレジェンズツアーは、金曜日、土曜日の2日間で行われていたのですが、その週のJLPGAツアーは、そのすぐ近くの会場で開催されていました。同じ千葉県内の浜野GCが舞台だった「パナソニックオープンレディス」。穴井詩さんがシーズン2勝目を挙げたのですが、その穴井さんと同じ最終組でプレーしていた一人が、川岸史果さんでした。
 
ご存じの方も多いと思いますが、川岸さんのお父さんは、男子ツアー6勝の川岸良兼さん。お母さんはJLPGA会員の麻子さんで、今でもキャディとして史果さんをサポートしています。史果さんが、プロ二人の次女であることはよく知られていることですが、実はこのご両親、日大ゴルフ部で私の同期という縁があるのです。
 
よく知っている二人の娘さんということもあり、史果さんが合格したプロテストでうれし涙にくれた麻子さんの姿に、もらい泣きしてしまったことをよく覚えています。
 
史果さんはプロになった翌年、2017年「マンシングウェアレディース東海クラシック」で初優勝し、その後もツアーで頑張り続けています。パナソニックでは、残念ながら最終日にスコアを落として3位に終わりましたが、今シーズンはトップ10入りが4回。ツアー2勝目も狙えるようなプレーをして、活躍が期待されます。
 
同じ週、男子ツアーでも私とは縁の深い人の息子さんが優勝争いを繰り広げていました。「中日クラウンズ」初日、首位に立った金田直之さん。そのお父さんの二郎さんも、日大ゴルフ部の同期なのです。二郎さんはプロにならずに、先ほど名前が出てきた川岸良兼さんのマネージャーを長く勤め、その後、私自身のマネージャーを6~7年してくれた縁の深い人です。
 
当時から気が強かった私のマネージャーをしてもらい、とくにはキャディもしてくれた二郎さんは学生時代から優しい人でした。その二郎さんが、日大ゴルフ部同期の女性の妹さんと結婚して生まれたのが直之さんというわけです。
 
おじいさんの伊能一郎さんもプロゴルファーで、実家は練習場という環境で育った直之さんとは、実は昨年、一緒にラウンドしたことがあります。直之さんが子供の頃に1度会ったことがあるのかな? というくらいの記憶でしたが、朝、向こうから歩いて来る男性が二郎さんとそっくりだったのですぐにわかりました(笑)。
 
身長174センチと、イマドキの男子プロとしては決して大きなほうではありませんが、すごく飛ぶし気持ちのいいゴルフをするナイスガイでした。
 
今年も、シーズンが始まる前に沖縄オープンに出場したときに会い、少し話をしたので上位にいることをニュースで見て注目していました。こちらも残念ながら優勝には手が届きませんでしたが、13位タイと上位で最後まで頑張っていました。
 
日大ゴルフ部で(川岸)麻子さんは女子のキャプテン、(金田)二郎さんは主務。私は4年のときに主務をしていたので、お二人とは一緒に行動することも、話すことも多く濃い時間を過ごした記憶があります。
 
(川岸)良兼さんも含めて「さん」付けで呼ぶのがくすぐったいほど、よく知っている人の子供たち。実は子供たちのことも「さん」付けよりも親しみを込めて呼んでいるので、本当に彼らの活躍には心臓がキュンとするような思いです。
 
私に子供がいたら、ちょうど同じような年齢になるのかな。ゴルフをしていたら…などと考えてしまう同級生の子供たち。たまたま、同じ週に男女それぞれの試合で同級生の子供二人が優勝争いをしていたのは、楽しく、そして少しドキドキする出来事でした。
 
まさに親子ほど年齢も違うのに一緒にプレーする機会があったりするのも、ゴルフならでは、です。今回は残念でしたが、二人の今後の活躍を楽しみにしたいと思います。

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