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松山英樹は1アンダーの上々発進 背中を気にする仕草も「多少痛みはあるけどゴルフはできる」 

松山英樹は痛みも抱えながら上々の滑り出し(撮影:福田文平)

<全英オープン 初日◇20日◇ロイヤル・リバプールGC(イングランド)◇7383ヤード・パー71>

9人が出場する日本勢のエースとして、松山英樹が上々の滑り出しを切った。3バーディ・2ボギーの1アンダーとしっかりスコアをまとめ、ホールアウト時点の順位は10位タイ。上位をうかがう位置で2日目に入る。

今季の全米プロ覇者ブルックス・ケプカと、2020-21年の年間王者パトリック・キャントレー(ともに米国)との注目組でピンチも切り抜けながら落ち着いたプレーを見せる。9年ぶりの開催ながら、改造が施された難コースで先に来たのは、パーオンに失敗した4番パー4のボギーだったが、直後の5番パー5で8メートルのパットをねじ込みバウンスバックに成功した。後半も11番でバーディを奪うも12番ではボギーと、“行って来い”のスコア変動だったが、2オンに成功した15番パー5で2パットのバーディで赤字にした。

時折、背中を気にしながらのラウンド。だがテレビインタビューでは「多少の痛みはあるけどゴルフはできる。そのなかでいいプレーができたかな」と“問題なし”を強調した。新設された17番パー3も無難にパーを拾い、しっかりアンダーでクラブハウスに戻った。

ポイントに挙げたのは、FW中央から左手前にショートしながら、バンカーとマウンドを越え1メートルに寄せパーを拾った2番と、最初のバーディとなった5番。「自分を助けてくれて、気持ちを切らさずプレーできた」と、ここで流れを悪くしなかったことが、その後につながってくる。

ティショットをポットバンカーに入れてしまった14番の2打目は出すだけになり、パーパットも10メートル強残す大ピンチも訪れたが、これもねじ込んだ。「迷いながらドライバーを持ったけど、明日は風向き次第では変化があるかもしれない」。この日のプレー結果も“参考”に、午後組で回る2日目もしっかりと伸ばしたい。

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