• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • QTから這い上がり「愛されるヒールになりたい」 成田美寿々が来季出場権確保へ決意 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

QTから這い上がり「愛されるヒールになりたい」 成田美寿々が来季出場権確保へ決意 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

成田美寿々が試練を乗り越える覚悟を示した(撮影:GettyImages)

<JLPGAクォリファイングトーナメント 最終ステージ 事前情報◇葛城ゴルフ倶楽部 宇刈コース (静岡県)>

シーズン最終戦を終えた国内女子ツアーは、来季の出場権をかけた戦いに入る。きょう30日に、4日間行われるQT(予選会)のファイナルステージがスタート。ここで上位35位前後までに入れば、来季前半戦フル出場を見込めるだけに、シード権を持っていない選手たちにとって正念場となる。

今季ツアー最終戦はこの選手が涙の初V【大会フォト】

その戦いにツアー通算13勝の成田美寿々も挑む。「今年になり(状態は)徐々によくなって今はここ2年でかなり上位に入るくらい。腰も問題ないくらいに回復。固まらないようにケアしながらやっている」と表情も明るい。テーマは“脱力”に設定。練習場と同じよう、力まないスイングを心がけていく。

ツアーに本格参戦した2012年に初優勝を挙げるなど、いきなり賞金ランク27位に入り初のシードを獲得。以降、前シーズンの19年まで守り続け、その間に13個の優勝カップもてにしてきた。しかし、昨年から極度の不振に陥る。出場41試合で予選通過はわずか14試合という結果で、1.5年間のロングシーズンが終わった。獲得賞金は約719万円で、ランク102位。こうしてシードを喪失する苦しいシーズンを送った。

「どんなゴルフでも、たとえはってでも来年の出場権をとる。周りのことは気にせず、自分のゴルフに徹していきたい」。もちろん、この4日間で目指すのは来季再びレギュラーツアーで戦うこと以外にない。その舞台となる葛城GCは、優勝した19年の「[ヤマハ]()みたいに手前から攻めるやり方であっていると思う。そのゴルフで優勝もしたし、信じてやっていければ」とイメージも悪くない。

関連記事