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山本由伸(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

ドジャース山本由伸がメジャー初勝利!初回満塁のピンチも気合の三者連続三振!

山本由伸(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
4月7日(日本時間)、MLB「ドジャース対カブス」の一戦が行われ、4-1でドジャースが勝利した。

この試合に先発したドジャースの山本由伸は5回8奪三振無失点の好投を見せメジャー初勝利を飾った。

2番指名打者で先発した大谷翔平も2安打を放ち山本の初勝利を援護射撃に成功。

ドジャースは10試合連続の5得点以上とはならなかったものの、この勝利で8勝3敗としナ・リーグ西地区の首位独走状態となっている。

山本由伸が自身で引き寄せたメジャー初勝利

メジャー3度目の登板となった山本由伸は、いきなり初回にピンチを迎える。

先頭打者に二塁打を許すと鈴木誠也には四球、3番ベリンジャーにはショートへの内野安打を許す。

いきなり迎えた無死満塁のピンチは、まさに1回5失点を喫したメジャーリーグのデビュー戦を彷彿とされる雰囲気だった。

しかし、確実にメジャーに適応しつつある山本は、ここからギアを上げていく。

4番モレルには大きく曲がるカーブで空振り三振。

続く5番スワンソンにはフルカウントから内角低め156キロのストレートで見逃し三振を奪う。

最後は6番ブッシュを得意のカーブで見逃し三振に切って取り、大ピンチを自らの実力で切り抜けた。

2回にも四球や味方のエラーなど2死満塁のピンチを迎えたが、山本はこのピンチも再びカーブによる三振で切り抜けた。

3回、4回、5回はいずれも三者凡退に抑え、8奪三振被安打3の無失点と勝利投手の権利を持ったまま降板となった。

大谷は山本を援護する2安打で打率も3割復帰

山本由伸の初勝利に大きく貢献したのは、兄貴分である大谷翔平だ。

2番指名打者で出場した大谷は、初回と5回に安打を放ち3試合連続となるマルチ安打を記録した。

特に5回の安打は、得点に繋がる重要な安打となり、この得点が山本の初勝利を呼び寄せた。

9回には守護神フィリップスが1失点するなどヒヤヒヤ感もあったが、見事ドジャースは勝利を飾った。

これで、8勝3敗と勝率も8割近くまで上昇してきている。

ワールドシリーズ制覇に向け、日本人コンビがようやくエンジン全開モードとなりつつある。

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