• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • タイガー・ウッズが足の痛みこらえ、マスターズ出場23大会連続予選通過のタイ記録! 自身初の2連続ダボも

タイガー・ウッズが足の痛みこらえ、マスターズ出場23大会連続予選通過のタイ記録! 自身初の2連続ダボも

23大会連続の予選通過を果たしたタイガー・ウッズ(撮影:GettyImages)

<マスターズ 3日目◇8日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7545ヤード・パー72>
 
多くのファンから悲鳴が漏れたはずだ。タイガー・ウッズ(米国)はこの日、12番ホールから第2ラウンドの残りを再開。15番パー5でバーディを奪いトータル1オーバーとしながら、17、18番の上がり2ホールを連続ボギ。ホールアウト時点でトータル3オーバー、予選通過圏外に落ちてしまったからだ。

しかし、オーガスタの魔女は5度優勝の男を見放さなかった。最高気温9度の寒さと降り続ける冷たい雨で後続の選手たちがスコアを落とし、予選カットラインが1つ下がり、ウッズを含むトータル3オーバー・49位までの54名が決勝ラウンドに進出。これでウッズは出場23大会連続で予選通過を達成し、ゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)とフレッド・カプルス(米国)が持つ記録に並んだ。
 
「このゴルフ場はいつも大好きだし、マスターズでプレーするのも大好き。もちろん、ケガで何度か欠場しているけれど、ずっとここでプレーしたかった」と喜んだ。しかし、2021年に自動車事故で負った右足のケガは、ウッズを自由にプレーさせてはくれない。この日の寒さが手伝って痛みが増し、思うようなショットが打てなくなる。
 
午後1時6分にインから第3ラウンドをスタートしたウッズは、出だしの10番パー4で約2メートルのパーパットを外し、第2ラウンドから3連続ボギー。14番パー4ではティショットを左に林に曲げて、最後は4メートルを沈めてボギー。続く15番パー5では3打目がバックスピンで池に入ってダブルボギー。そして16番パー3ではティショットを大きく左に打ち出し、再びボールが水しぶきを上げてダブルボギーを叩いた。ウッズがマスターズで連続ダブルボギーを記録したのは、自身初めてとなる。
 
そして17番パー4で2打目をガードバンカーに入れたところで、翌日に順延となった。トータル9オーバーは最下位の暫定54位。明日は第3ラウンドの残り11ホールと、ファイナルラウンドの18ホールを消化することになり、まだまだ厳しい戦いが続く。昨年5月の「全米プロ」では、予選を通過したものの3日目に「79」を叩いて棄権。最終日はプレーしなかった。果たして明日は、オーガスタに現れるだろうか。

関連記事