63歳のフレッド・カプルスが予選通過! 最年長記録を4カ月更新

カプルスが最年長予選通過記録を更新した(撮影:GettyImages)

<マスターズ 3日目◇7日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7545ヤード・パー72>

1992年大会覇者で63歳の“フレディ”ことフレッド・カプルス(米国)が予選ラウンドを「71」、「74」で回り、トータル1オーバー。2020年にベルンハルト・ランガー(ドイツ)が樹立した「63歳78日」の最年長予選通過記録を4カ月ほど塗り替えた。

第2ラウンドは18番パー4のティショットをフェアウェイに打ったところで雷雨サスペンデッド。「ピンまで230ヤード。昨夜はずっとボギーにすることだけを考えていた」とカプルス。

「パーを取ることじゃない。そして実際にボギー。何かすごいことが起きない限り、おそらくそれが僕のベストだと思う」

トータル1オーバーでホールアウト、その後予選通過ラインは3オーバーまで落ちて、見事に決勝へと進んだ。

83年に初出場し、今大会で予選通過したタイガー・ウッズ(米国)、ゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)と並び、最多の23連続予選通過記録を持つ。18年以来5年ぶりの予選通過に「とてもエキサイトしている。過去4年間はひどいプレーだった。目標が達成できてうれしい」と静かな笑みだった。

ちなみにタイガーはこの「マスターズ」ではカプルスとの練習ラウンドを行うのが恒例。月曜日はタイガー、ローリー・マキロイ(北アイルランド)、トム・キム(韓国)と、火曜日には再びタイガーにJT(ジャスティン・トーマス)とコースに出た。11年には2日目を終えてトップ。13年も2位とオーガスタと抜群の相性を見せるカプルス。タイガーに何かを伝えているのかもしれない。

関連記事