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「やってみたらハマりました」 鶴岡果恋はバッティングセンターでドライバー不振を大改善⁉

「70」と上々の滑り出しとなった鶴岡果恋。その練習法に秘密が…?(撮影:上山敬太)

<ヤマハレディースオープン葛城 初日◇30日◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)◇6480ヤード・パー72>

主催者推薦で出場の鶴岡果恋が4バーディー・2ボギーの「70」をマークし、2アンダー・14位タイと好スタートを切った。昨年は得意だったはずのドライバーショットが安定せず苦しんだが、オフのバッティングセンター通いで復調。165センチの長身を生かした力強いゴルフで上位争いを演じる。

鶴岡は本来、飛ばし屋だ。コロナ禍で統合された2020-21年シーズンは平均243.81ヤードでツアー17位。トータルドライビングも5位のドライバー巧者だった。しかし、昨年はティショットが左右にぶれた分、飛距離もダウン。曲がることを恐れて振り切れず、さらに飛ばなくなっていく。ドライビングディスタンスは236.23ヤードの50位にまで落ち込んだ。

そんななかで取り組んだのが、週に1~2回のバッティングセンター通い。「スポーツは何でも好きで見るよりもやる方が好きなんで、やってみたらハマりました」とあくまで趣味だったが、重いバットを振り、ボールを打ち続けることでパワーアップ。「次の日は前腕が筋肉痛になるので、特にそこが鍛えられたんだと思います」。今季はまだ2試合の出場だが、平均248ヤードと昨年から10ヤード以上飛距離がアップした。

意外なのはバッティングは左だということ。「右打ちだとなかなかボールに当たらなくて、試しに左打ちをしてみたら当たるようになったんです」。球速は90キロ。正確な球数は不明だが「1コイン(一般的には20球ほど)で空振りは1回ぐらい」というからなかなかの腕前だ。ゴルファーの中には左での素振りで体のバランスを整える選手もいるが、それと同じ効果もあったのだろう。

この日は前半の15番パー5(515ヤード)でバッティングセンター仕込みのパワーを発揮。「285ヤード飛ばないと行かないはずなんですけど、2打目はエッジまで残り200ヤードでした」。2打目を3番ウッドでグリーンの左奥まで運ぶと、アプローチを寄せて、最初のバーディ。序盤でボギーが先行する展開だったが、このホールで流れを引き寄せた。

今大会でキャディーも務めている重田栄作コーチはバッティング練習によってパワーアップしただけでなく「リリースが早くなりがちだったのが、ヘッドが遅れてくる感覚がつかめるようになったんだと思います」と分析。本筋であるゴルフの練習でもさまざまなドリルを取り入れたことで「入射角が良くなった」こともポイントに挙げた。いずれにしても、2日目以降もカギを握るのはティショット。先週の山内日菜子に続き、主催者推薦からの下剋上を狙う。(文・田中宏治)

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