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金谷拓実、首位発進の要因は石川遼? 平均『68.3』と好相性「スターだから(笑)」

石川遼と超好相性。金谷拓実が2日目も一緒にバーディを積み重ねる。(撮影:米山聡明)

<東建ホームメイトカップ 初日◇30日◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重県)◇7062ヤード・パー71>

2021年大会のチャンピオンが存在感を示した。24歳の金谷拓実は7バーディ・ボギーなしの「64」をマークして、今平周吾と並んで首位発進。今年2月にアジアンツアー「インターナショナルシリーズ・オマーン」で優勝を挙げているが、国内では2年前の今大会以来の優勝に向けて好位置で滑り出した。

インの10番から出た金谷は、11番パー4で早くも最大のピンチを迎える。ティショットを左に曲げて木に当たると2打目は300ヤード以上残った。しかし、その2打目をフェアウェイに置くと、ピンまで120ヤードの3打目を50センチに寄せてナイスパーセーブ。

これで波に乗った。12番パー5を皮切りに、8つのバーディ奪取に成功。「ショットの調子も良かったし、パッティングも決まってくれた。天気も良くて、いい条件でいいプレーができたと思います」と笑みをこぼした。

オマーンでの約2年ぶりの優勝は「自信になった。(この日も)自信を持って一打一打プレーできているのかなと思います」と呼吸を乱さず淡々と伸ばせた要因の一つになっているが、もう一つ好スコアのカギがあった。

「石川遼選手と回る時はいつもいいプレーができる。遼さんもいいプレー(4アンダー)をされていたので、いいリズムでプレーできたんじゃないかなと思います」と話す。実際、2年前に優勝した時も予選ラウンドは石川と同組で初日「67」、2日目「65」と予選を首位で通過している。また、プロ転向後、石川との同組は11ラウンド目となったが、その時の金谷の平均ストロークは『68.3』という驚異的な数字である。

好相性の要因は「(石川が)スターだからです(笑)」と笑いを誘ったが、「いつもリズム良くプレーできるので明日も楽しみです」。2年前同様、石川との相性の良さを利用して頂点を目指す。(文・小高拓)

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