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松山英樹、うれし涙ではなく万歳に込められた想い【舩越園子コラム】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 松山英樹 -10 2 W・ザラトリス -9 3 X・シャウフェレ -7 J・スピース -7 5 M・リーシュマン -6 J・ラーム -6 7 J・ローズ -5 8 C・コナーズ -4 P・リード -4 10 T・フィナウ -3 順位の続きを見る

歴史的瞬間に涙はなかった

歴史的瞬間に涙はなかった(撮影:GettyImages)

松山英樹が「マスターズ」を制したら、感極まって泣くだろうと思いながらサンデーアフタヌーンを見守っていた。

今から10年前… ローアマ獲得で笑顔の松山英樹【写真】

これまで松山の涙を試合会場で見たことは2度あった。その1度目は、このマスターズだった。

2011年にマスターズ初出場を果たし、ローアマに輝いた松山は、翌年も2度目の出場を果たし、いい位置で終えられそうだった最終日、1番のファーストパットの感触に小さな違和感を覚え、そこから崩れて54位タイに沈んだ。

ホールアウト後、日本人メディアの前に立って何かを言おうとした松山の目から、大粒の涙がこぼれ落ち、「自分が不甲斐ない」と言って彼は激しく泣いた。
その後、2013年にプロ転向してからの松山は、どんなときも公の場で涙を見せることは無かった。

2014年の「ザ・メモリアル・トーナメント」を制した初優勝に始まり、2017年「WGC-ブリヂストン招待」を制して米ツアー通算5勝を挙げるまでの間、優勝してもほんの一瞬、ウルっとしたという程度で、「うれし泣き」と呼べるほどの泣き方をしたことは無かった。

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