青木瀬令奈のパターがまた増えた? 最終戦で“初モノ”を即投入

笑顔で手を振る青木瀬令奈(撮影:福田文平)

<JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 事前情報◇22日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6497ヤード・パー72>

前週の「大王製紙エリエールレディス」で今季2勝目を飾り、青木瀬令奈は勢いよく宮崎に乗り込んだ。3日前の会見では「2年半ぶりくらいにお酒を飲みたい」と5勝目達成まで貫いてきた“禁酒”を解禁すると話していたが、「まだ飲んでいない。ここまで来たら、リコーが終わってからにしようというのもある」とまだお預け。2週連続Vで勝利の美酒を…という最高のシナリオを描いている。

少しの疲労を感じながらも、月曜日にはトレーニングに励み、「感覚だけでもつかもう」と練習グリーンで球を転がすためにすぐ宮崎入りした。「今週は今週で、グリーン周り(の勝負)になると思ったので」と、クセが強いコーライ芝対策として“選別”して持ち込んだパターとともに、入念にその相性を確かめた。

「100はある」と明かしているパターのなかから、今週選んだのはまさかの“新参者”。宮崎でツアーレップから手渡された『O WORKS V-LINE FANG CH』を投入予定という。プロアマ後に初めて球を転がしたが、即投入を決定した。今季2勝を飾った頼りあるものを使おうとしていただけに、本人としても“まさか”の展開。それでも「ここのコーライ芝に合っているかもしれない、と。感覚もいいので使ってみます」と、先週のブレード型から見た目がガラッと変わるツノ型に挑戦する。

「この試合は予選落ちもなく、みんな攻めてくると思う。今年もバーディを積み重ねられるように、おもしろい展開にできたら」と見据える今季最後の戦い。新たに迎え入れた相棒が、メジャー初制覇に導いてくれるだろうか。

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