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比嘉真美子は27ホールを乗り切り上位へ 「いっぱい食べて、いっぱい寝て」明日に備える

第2ラウンドで好調なプレーをみせた比嘉真美子(撮影:福田文平)

<ニトリレディス 2日目◇25日◇小樽カントリー倶楽部(北海道)◇6695ヤード・パー72>

初日の競技が悪天候で順延し、第2ラウンドは当初の予定よりも大幅に進行が遅れ、18時15分に連日のサスペンデッドが決定した。そんな中、第1ラウンドの残り9ホールと第2ラウンドのプレーを無事に終えた比嘉真美子が、トータル3アンダーとして上位に進出した。

第1ラウンドは2バーディ・4ボギーの2オーバー「74」とボギーが先行する苦しいラウンド。72位タイと下位からの巻き返しを狙った第2ラウンドは、うって変わり好調の流れをつかんだ比嘉。1番からトップの組でスタートすると、前半は4番パー3、9番パー5でバーディを奪い盛り返す。後半からは持ち前の爆発力で、11番パー4を皮切りに、13番から3連続バーディを奪う猛攻をみせ、6バーディ・1ボギーの「67」。2日間トータル3アンダー、首位とは3打差の暫定12位タイとした。

27ホールの長丁場を終えた比嘉は、「ティショットは、ファーストラウンドからセカンドラウンドまで、ずっと悪くて、でも曲がったところからのリカバリーがすごく今日はよかったので、それが一番」と、ベテランらしく、ショットの不調を見事にカバーして結果につなげた。「ピンチの時はしっかりリカバリーして、フェアウェイから打てるショットはバーディチャンスにつけてっていう、耐えるのと攻めるのが本当に今日はうまく噛み合ってくれたのかなと思います」と比嘉。

27ホールを乗り切った疲れについて「疲れました。でも今日中に2ラウンド終えられることが、本当にラッキーな方だったと思うので、疲れはしたんですけど、ありがたいなと思いました」と、無事に予選ラウンド2日間を終え安堵のコメント。第2ラウンドの「67」というプレー内容を振り返って、「やっぱり60台で回る、バーディをたくさん獲る。で、5アンダー、6アンダー出していくということは、やっぱり自信になるので、今日も予選のプレッシャーがかかるラウンドでしっかり攻めていけた、いいプレーができたというのは、本当に自分にとってプラスになるかなと思います」と、好調なラウンドに気持ちは明るい。

連日の暑さに見舞われている状況に、「1球も打ちたくないので、絶対に打ちたくないので、すぐ帰ります」と、プレー後の練習をやめ、体力温存に努める作戦とした比嘉。「いっぱい食べて、いっぱい寝て、明日明後日どういったスケジュールになるか分からないですけど、とにかく与えられたスケジュールとポジションの中で100%のベストなプレーができるように、今はちょっと休んで備えたいなと思います」と、百戦錬磨のベテランは、豊富な経験を糧に明日の決勝ラウンドへ臨む。

なお、明日は、午前7時に第2ラウンドが再開し、第3ラウンドは11時15分開始予定となっている。

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