• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 前半停滞も…吉田優利の流れを変えた“ピン直撃弾” 前日のラウンド中止には「ラッキー」

前半停滞も…吉田優利の流れを変えた“ピン直撃弾” 前日のラウンド中止には「ラッキー」

吉田優利は安定したプレーで連日の60台(撮影:Yasuhiro JJ Tanabe)

<Qシリーズ(米国女子ツアー最終予選会) 4日目◇3日◇マグノリア・グローブGC(米アラバマ州)◇クロッシングズC=6664ヤード・パー72、フォールズC=6643ヤード・パー71>

吉田優利は、フォールズCを回った第3ラウンドも「67」を記録し、トータル11アンダー・5位タイと上位をキープ。「ストロークや、スイングが思い通りにできなかった」という前半こそ1つ落としたが、後半に入ると2度の連続バーディなど一気に5つ伸ばした。

状態が上がってきた手ごたえを感じたのは10番をバーディとした後の11番パー3。ピンに直撃する「完璧だった」という8番アイアンでのティショットを1メートル弱につけた。15番でも1つ伸ばすと、上がり2ホールも1.5メートル、2メートルとショットをしっかりとつけて連続バーディ。気持ちよくホールアウトした。

前日は雷雨によるコースコンディション不良でラウンドが中止になったため、急きょ一日のオフに。「基本寝ていて休養にあてた日でした」と、疲れをとることに専念した。特に渡米直前まで、シーズン最終戦の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」に出場する強行日程だったこともあり、「ラッキーでしたね」と恵みの雨ととらえている。

あすは初日に「67」で回ったクロッシングズCでプレーする。第3ラウンドは強い雨の影響で地面がぬかるんでいる場所も多かったが、コンディションがどう変化するかもなかなか読み切れない。「(ランが出ないから)長く感じますね。ダフらないことそれだけ。周りも伸ばすと思うので」と、そのなかでもしっかりと上位争いを続けるつもりだ。(文・間宮輝憲)

関連記事